大正製薬から販売されているプリザは、「痔への効果が高い」として人気の高い痔の市販薬ブランドです。

実際にプリザシリーズには、痛みやかゆみなどを鎮める効果の高い成分や痔の治りを早める成分などが含まれているものがあります。そのためプリザを使うと、痔の症状が軽くなったり痔が治りやすくなったりします。

ただプリザを使っている人の中には、思うような効果が現れないという人がいます。

そして痔の中には、大量の出血を伴うタイプや動けないほどの痛みが起こるタイプなどもあります。そのため薬を使っても症状が治まらないと、まともに生活が送れなくなりかねません。

またすべての薬には副作用があります。そのため症状の緩和などの薬の主作用が現れないのであれば、副作用を生じるリスクのみを被ることになります。つまり効かない薬を使用することには、デメリットしかないということです。

ではなぜ、プリザを使っても痔の症状が改善しないことがあるのでしょうか? またどのようにしてプリザを使えば、痔が良くなるのでしょうか?

そこでここでは、プリザに含まれる有効成分とその効果について解説し、正しいプリザの使い方を述べていきます。

プリザに含まれる有効成分とは?

プリザは外用薬と内服薬の2種類に分けられます。またプリザの外用薬には、プリザSとプリザエース、プリザクールジェルの3種類があります。

プリザの外用薬は坐剤や軟膏、注入軟膏などのさまざまな形状で販売されています。これは痔を生じた場所によって薬を使い分けるためです。

他の痔の外用薬では、同じブランドの薬であれば形状が違っても有効成分の種類や量などに大きな差はありません。これに対してプリザシリーズでは、薬の形状によって含まれる成分が異なります。

ロングセラーの痔の薬:プリザS

プリザSには、ヒドロコルチゾンやメントールなどの炎症を抑える成分が配合されています。

ヒドロコルチゾンはステロイドの一種であり、高い抗炎症作用があります。そのためプリザSはステロイドを含まない外用薬に比べて、痛みやかゆみなどを鎮める効果が高いです。

またメントールはリップクリームなどにも配合されている成分であり、皮膚に清涼感を与える効果があります。そのためプリザSシリーズは、スーッとした使い心地を伴います。

プリザSに含まれているアラントインには、傷の修復を早める作用があります。さらにトコフェロール(ビタミンE)には、患部の血行を良くしてうっ血を改善させる効果があります。そのためプリザSシリーズを使うと、痔が治りやすくなります。

プリザSに含まれているクロルヘキシジンという成分は消毒剤の一種であり、患部をきれいに保つ働きがあります。

このとき、便には多くの細菌が含まれています。このような細菌は傷の治りを遅くしたり傷を悪化させたりします。そのためクロルヘキシジンには、痔の悪化を防ぐ作用があるといえます。

プリザSのうち、坐剤にはリドカインという局所麻酔の成分が含まれています。また軟膏にはジブカインやジフェンヒドラミンなどの炎症を抑える成分が含まれています。これらはどれも、痛みやかゆみなどを鎮める効果を持ちます。

プリザSの改良版:プリザエース

ヒドロコルチゾンやメントールなどの抗炎症成分は、プリザSだけではなくプリザエースにも含まれています。そのためプリザエースはプリザSと同様に、痔の症状を抑える効果が高く、スーッとした使用感を伴います。

またアラントインやトコフェロール、クロルヘキシジンなどの成分もプリザエースに含まれています。そのためプリザエースには、痔の悪化を防いだり痔を治りやすくしたりする効果があります。

これに加えてプリザエースは、すべての形状にリドカインが含まれています。

リドカインは局所麻酔成分であるため、痛みやかゆみなどを鎮める効果が高いです。そのためプリザエースシリーズは、リドカインを含まないプリザS軟膏よりも症状を和らげる効果が高いといえます。

さらにすべてのプリザエースには、テトラヒドロゾリンという血管を収縮させる成分が含まれています。

血管が収縮すると、その分だけうっ血による腫れが引きやすくなります。いぼ痔は組織がうっ血して腫れ上がることによって生じる病気です。そのためテトラヒドロゾリンにはいぼ痔を改善する効果があるといえます。

また血管が収縮すると血液の流れる量が少なくなるため、出血が止まりやすくなります。出血はいぼ痔や切れ痔などの代表的な症状の1つです。このことからテトラヒドロゾリンを含むプリザエースは、痔の症状を改善させる効果が高いといえます。

ステロイドなしの外用薬:プリザクールジェル

プリザクールジェルにはステロイド成分が含まれていないものの、クロルフェニラミンマレインやメントールなどの抗炎症成分が含まれています。

またプリザクールジェルにはリドカインが含まれています。そのためプリザクールジェルにはステロイドを含む薬よりは弱いものの、痔による痛みやかゆみなどを緩和する効果があります。

他にもプリザクールジェルには、血管を収縮するテトラヒドロゾリンが含まれています。そのためこの薬には、いぼ痔や痔による出血を改善する効果があります。

また消毒成分であるベンザルコニウムも配合されているため、患部を清潔に保って痔の悪化を防ぎやすくします。

プリザ漢方内服薬

痔の外用薬として有名なプリザには、内服薬も存在しています。プリザの内服薬は乙字湯(オツジトウ)という漢方製剤です。

乙字湯は黄芩(オウゴン)、当帰(トウキ)、甘草(カンゾウ)、升麻(ショウマ)、大黄(ダイオウ)、柴胡(サイコ)6つの生薬で構成されています。

これらのうち、オウゴンやショウマ、カンゾウ、サイコなどは炎症を抑えて痛みやかゆみなどを鎮める働きのある生薬です。そのためプリザ漢方内服薬を飲むと、痔によるつらい症状が緩和しやすくなります。

またトウキには、血行を良くしてうっ血を改善する働きがあります。前述のようにうっ血はいぼ痔の原因です。

さらに肛門付近に血行不良が起こっていると、皮膚の柔軟性が低くなって裂けやすくなります。このことから血行不良はいぼ痔や切れ痔などの大きな原因であることがわかります。

そのためプリザ漢方内服薬には、いぼ痔や切れ痔などを根本から治す働きがあるのです。

ダイオウはさまざまな便秘薬に含まれている生薬であり、便秘を改善する効果の高い成分です。そのためプリザ漢方内服薬は、便秘が原因の痔に高い効果を発揮するといえます。

プリザを使っても痔を治らないのはなぜ?

前述のように、すべてのプリザには痔の症状を和らげたり痔の治りを早めたりする成分が多数含まれています。そのため多くの人は、「プリザを使用すると痔の症状は必ず緩和し、治りやすくなるはずだ」と無意識に思い込んでしまっています。

ただ痔の中には、プリザを使っても治らないタイプのものがあります。

具体的にいうと、痔にはいぼ痔と切れ痔、あな痔の3種類があります。これらのうちいぼ痔切れ痔は、プリザなどの痔の薬で治すことができる病気です。

一方であな痔では、おしりの内部に膿が流れるトンネルが形成されます。このときトンネルの内側には皮膚が作られ、トンネルが「体の一部」のようになってしまいます。

そのためあな痔によって生じた膿の通り道は手術なしで治ることはありません。つまりあな痔は薬を使用しても治らないのです。

そのためプリザを使っても痔が治らない場合、まずは自分の痔が薬で治るタイプの痔なのかを確認することが大切です。

具体的には、肛門やおしりの皮膚などから膿が出てきていたり発熱を伴ったり、肛門だけではなくおしりの皮膚部分も痛んだりする場合は、プリザで治る痔ではないといえます。

また、あなたの痔がいぼ痔や切れ痔などの「薬で治せる痔」であっても、場合によってはプリザで治らないケースがあります。これは「薬=病気を治すもの」ではないためです。

原因が改善されなければ痔は治らない

例えばあなたが「糖尿病の薬を飲んでいるけど、なかなか病気が改善しない」という相談を受けたとします。

このとき相談を持ちかけた人が、砂糖たっぷりの炭酸飲料とハンバーガーなどのファストフードを毎日食べているとしたらどう思うでしょうか。おそらく、「いま食べているようなものを控えなければ、病気は治らないだろう」と思うことでしょう。

これと同様にいくら痔の薬を使用しても、痔になりやすい生活を送っていれば痔は改善されません。つまりプリザを使っても、生活を改めなければ痔は治らないのです。

例えば便秘や下痢などの排便異常は、痔の最大の原因の1つです。そのため便秘・下痢になっていると、痔が悪化しやすく治りにくくなります。

このとき便は、食べたものによって作られます。そのため普段の食事内容は便秘や下痢などに大きく関与しています。このことから痔を改善するためには、食生活を見直す必要があります。

具体的にいうと、食物繊維の少ない食事ばかりを摂っていると、便の量や水分量などが減って便秘が起こりやすくなります。

一方でタンパク質や脂質などの多い食事を摂ることが多いと、腸内の悪玉菌が増えやすくなります。そうすると、腸の機能が低下して便秘や下痢などが起こりやすくなります。

そのため痔を改善するためには、食物繊維を多く摂りタンパク質・脂質の摂取量を控えるように心がけることが大切です。

またストレスや疲労などが溜まっていると、腸の働きが低下しやすくなります。そのため痔を治すためには、しっかり休んでストレスを溜めないことも重要となります。

さらに前述のように、血行不良も痔の原因となります。そのため痔を良くするためには、運動したり体を温めたりなどの血行を良くする日常生活を心がけることが大切です。

自分の痔に合った薬を選んでいない

前述のようにプリザクールジェルは、ステロイドが含まれていない分だけ痛みやかゆみなどを鎮める効果が低いです。そのため痔による症状が強い人は、プリザクールジェルで症状が改善しないことがあります。

また痔は肛門の中にできるタイプ肛門外側にできるタイプの2種類に分けられます。これらのうち、肛門の内側にできるのは内痔核といういぼ痔の一種です。

内痔核に薬を使用する場合、坐剤や注入軟膏などを選んで肛門の中へ薬を効かせる必要があります。

これに対して肛門外側にできた痔には、軟膏を指やガーゼなどに取り出して患部に塗ります。

そのため痔の薬は、自分の痔ができた場所に適した形状のものを選ぶ必要があります。

このとき、内痔核を生じる組織には痛覚がありません。そのため内痔核を生じても、肛門の中に痛みを感じることはありません。

また内痔核が悪化すると、大きくなったいぼ痔が肛門外側に飛び出してきます。そうすると痛覚のある肛門外側に触れるため、痛みが起こります。つまり内痔核によって痛みを感じるのは、肛門の外側であるということです。

このとき、多くの人は「肛門の外側が痛い=肛門の外側に痔ができている」と思います。そのため内痔核を発症している人の中には、肛門の外側に痔ができていると思いこんで「肛門外側用の痔の薬」を選んでしまうことがあります。

ただ肛門の外側に塗った薬は、内痔核を生じている部分にはほとんど作用しません。そのため肛門外側に薬を使用しても痔の正体が内痔核である場合、内痔核の症状が改善することはありません。

また内痔核で痛みを感じるのは肛門外側です。そのため内痔核による痛みは、肛門外側用の薬を使用することによって緩和することが多いです。そうすると「薬が効いている」と勘違いして、肛門外側だけに薬を使い続けてしまうことがあります。

ただ肛門外側に薬を塗っても、内痔核が治りやすくなるわけではありません。そのため「痛みが引くから」といって肛門外側だけに薬を使い続けると、原因となっている内痔核が長引きやすくなります。

このような状態になると、内痔核が悪化したり薬を連用することによる副作用が起こりやすくなったりします。そのためプリザで痔を治すためには、自分の症状に適した薬を選ぶことが大切です。

使い方を間違えている

プリザを使うといぼ痔や切れ痔などの症状が緩和しやすくなり、治りやすくもなります。ただこれは、薬を正しく使用した場合です。

例えば、坐剤や注入軟膏などは肛門の中に使う薬です。

このとき肛門は、排便する時以外はきつく締まっています。そのため坐剤や注入軟膏などを挿入する位置が不適切だと、薬剤が肛門に押し出されてしまうことがあります。このことからこれらの薬は、肛門深くまでしっかり入れることが大切です。

具体的にいうと、坐剤は指の第一関節が肛門内に入るまで押し込むようにしましょう。

また注入軟膏は、スポイトの注入部分が全て肛門に入った状態にしてから薬を押し出すことが大切です。

また薬が効果を発揮するためには、適切な量を使用する必要があります。そのため「もったいないから」という理由で薬を少ししか使わないと、痔による痛みなどが改善されにくくなります。

当然のことながら、薬を必要以上に大量に使うべきではありません。ただ使用する量が少なすぎて効果が得られないと、薬を使う意味がなくなります。そのため痔の症状を改善するためにプリザを使うのであれば、薬の説明書に沿った適量を使うようにしましょう。

痔を治しやすくするプリザの使い方

プリザを使うということは、痔による痛みやかゆみなどがつらいと感じていることでしょう。このような人は、一刻も早く痔の症状をなんとか改善したいと思っているはずです。

薬の効果を実感するためには、自分に合った薬を正しく使用する必要があります。また以下のようなポイントを押さえて使用すると、薬の効果が現れやすくなります。

使うタイミングに注意する

プリザの外用薬は、すべて肛門に使うものです。ただ肛門は便の通り道です。そのためプリザを使った後に排便すると、薬が便と一緒に体外へ押し出されてしまいます。このことからプリザの外用薬は、排便後に使う必要があります。

またプリザの外用薬は、就寝前に使うことが大切です。これは「就寝中は薬が長く肛門に留まる」ことによって、薬の効果が現れやすいためです。

さらに就寝中は、体の自己修復機能が働きやすいタイミングです。そのため就寝前にプリザを使うと、体に備わっている「痔を自ら治す働き」をサポートしてくれます。

そしてプリザの外用薬には、「肛門の表面を覆うことによって、痔の患部をカバーする働き」もあります。そのため就寝前にプリザを使用すると、翌朝の排便が楽になりやすいです。このことからプリザの外用薬は、なるべく就寝前に使うようにしましょう。

これに加えて日中に痔のつらい症状が現れた場合、排便のタイミングに合わせて追加して使うことをおすすめします。このときプリザの外用薬は、1日3回を限度に使うことが大切です。

内服薬は食前に飲む

一般的に薬は、食後に飲むものだと認識されています。ただプリザの内服薬は食前に飲む必要がある薬です。

前述のようにプリザの内服薬は漢方薬です。漢方薬を食後に飲むと、効果が薄れて効き目を実感しにくくなります。そのため基本的に漢方薬は、食事の前に飲む必要があります。

また漢方薬を飲む際には、ぬるま湯で飲むことをおすすめします。そうすることで薬の吸収が良くなって、より薬の効果を実感しやすくなります。

まとめ

プリザは痔の症状を抑える効果の高い薬として人気のあるシリーズです。実際にプリザには痛みやかゆみ、出血などを抑える効果の高い成分が多数配合されています。

ただプリザを使用していても、生活習慣の乱れによって痔が治らないことがあります。また自分に適したプリザを選んでいなかったり、薬の使い方が間違ったりしていると、痔の症状が緩和されにくくなります。

そのためプリザで痔を治したいのであれば、まず普段の生活習慣を見直すことが大切です。その上で、これまでに述べたような内容を踏まえて適切な薬を正しく使うようにしましょう。

そうすることによって痔による症状で苦しむことがなくなり、仕事などに集中して取り組めるようになります。


痔であると、トイレの中を血まみれにするだけでなく、座ったときに異常な痛みが起こる人も多いです。トイレのとき、その痛みから私もトイレに行くのが毎日怖いときがありました。

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痔の悩みは周りに相談しにくいです。だからこそ、医薬品を活用して本気で症状を治し、元気な日常生活を取り戻そうとする人は多いです。

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