一般的に痔は、大人に起こるものだと思われています。そのため高校生に痔の症状が起こると、自分が異常であるように感じる人が多いです。

ただ高校生は、痔になりやすい条件が揃っています。そのため、高校生が痔を発症するのは珍しくありません。

しかしながら一般的に、痔は恥ずかしい病気だと思われています。またこの傾向は年齢が低い人ほど強くなります。

実際に高校生の中には、恥ずかしくて親にも言えない人もいます。そのため痔が起こった高校生のほとんどは、なんとかして自分で対処したいと思うようです。

では高校生に起こる痔は、どのようなことが原因なのでしょうか? また、高校生が自分でできる痔の対処法はあるのでしょうか?

そこでここでは、高校生が痔になる原因と痔の治し方について解説していきます。

高校生に痔が起こる原因

高校生に限らず、痔を「おじさんの病気」と思っている人は多いです。確かにこの年代の男性には、痔になっている人が多いです。

ただこれは、痔が年を重ねた男性特有の病気であるということを意味するわけではありません。いわゆるおじさん年代の男性が痔になりやすいのは、痔になりやすい生活を送っているためです。

具体的にいうと、この世代の男性は出世して管理職になっているケースが多いです。

管理職になるとパソコンや書類の確認などの作業が増えるため、座って仕事をする時間が長くなります。そして座りっぱなしは、痔の最大の原因です。

実際に痔は、壮年の男性だけではなく、幅広い年代の男女に起こっています。このようなことから痔になりやすい生活を送っていれば、若年層である高校生であっても痔の発症につながることがわかります。

座りっぱなしは肛門の血行を悪化させる

一般的に高校生は、朝から夕方に至るまでの長時間授業を受けます。このとき高校生は授業のほとんどを、椅子に座って受けます。そのため高校生は、1日の大半を座って過ごすことになります。

さらに大学へ進学する予定があると、塾に通ったり自宅で自習したりすることでしょう。そうすると、座っている時間がより長くなります。

このようにして座る時間が長くなると、その分だけ血液の流れが悪くなります。

例えば体を動かすと皮膚がほてって温まり、赤みを帯びた色になります。これは、運動することによって皮膚まで血液が行き渡るためです。

一方で体を動かさないと、血行が悪くなっていきます。そのため授業などで座りっぱなしになっていると、全身の血行が悪くなります。

このとき座っている状態では、肛門が圧迫された状態となります。そのため座った姿勢を長く続けると、肛門の血行が著しく悪化します。

肛門の血行不良は、いぼ痔や切れ痔などの大きな原因となります。そのため座りっぱなしになりがちな高校生は、いぼ痔・切れ痔などを発症しやすいのです。

便秘はあらゆる痔の原因となる

赤ちゃんや幼児などの幼い子供であっても、便秘によって痔になることがあります。ただ、便秘の原因は食事の内容です。

そしてこの時期の子供は、保護者が食生活を管理しています。そのため保護者が正しい知識を持っていれば、幼い子供に重症の痔が起こることはありません。

ただ子供が成長して中学生や高校生などになると、自分の行動を自分で決めるようになります。その結果、食生活が乱れて便秘が起こることがあります。

例えば、朝寝坊して遅刻しそうになり、朝食を抜くことはないでしょうか。またお菓子でお腹を満たしたり、友人とファストフード店に行ったりする機会が多くないでしょうか。これらはどれも、便秘を引き起こす原因となります。

また小学校の頃であれば、偏食によって給食を残すと、先生に注意されたり保護者に連絡されたりするでしょう。一方で中学生や高校生になったら、個人が食べているものを大人がいちいち把握することはありません。

さらに中には、保護者が留守がちで自分で食事を選ぶこともあるでしょう。このとき自分の好きなものばかり食べていると、食事が偏りがちになります。

食事が偏って野菜不足になると、食物繊維の摂取量が足りなくなります。食物繊維は便通を促す作用のある物質です。そのため偏食によって食物繊維不足になると、便秘が起こりやすくなります。

そして便秘は、痔の最大の原因です。そのため高校生で痔になっている人の中には、食生活の乱れによる便秘が原因であるケースも多いです。

緊張して下痢になる人は痔になるリスクが高い

人前に立つときやテストの前の日などに、下痢になる人は多いです。このような症状を過敏性腸症候群(IBS)といいます。

過敏性腸症候群は思春期に多い症状です。実際にとあるアンケートでは、男子高校生の約9%、女子高校生の約17%が過敏性腸症候群を発症しているとされています。このことから、過敏性腸症候群に悩んでいる高校生は多いことがわかります。

ただ過敏性腸症候群は、痔になるリスクを高めます。過敏性腸症候群による下痢は痔の原因となるためです。

このことから高校生で痔になっている人の中には、過敏性腸症候群が原因であることもあります。そのため痔を改善するためには、過敏性腸症候群を改善する必要があります。

ただ過敏性腸症候群は、原因が解明されていません。そのため、過敏性腸症候群を確実に治療することは難しいといえます。

しかしながら過敏性腸症候群は、ストレスによって発症・悪化しやすくなることがわかっています。そのため過敏性腸症候群を発症している人は、自身のストレスケアを行うことが大切です。

例えば、好きなことに没頭してストレスの原因を忘れられるよう時間を作ることが大切です。また自信がないとストレスを感じやすくなります。そのためどのような結果が出ても、チャレンジした自分を褒めるクセをつけてみましょう。

また過敏性腸症候群によって下痢が起こったら、薬などで下痢を止めることが大切です。そうすることで、痔を発症するリスクを減らすことができます。

女子は定期的に痔が起こりやすい状態になる

女子は男子に比べて、もともと便秘になりやすいです。これは骨盤の中に収められている臓器が多く、腸が圧迫されやすいためです。

また生理前には、子宮が膨らんでさらに腸が圧迫されやすくなります。さらに生理前に分泌されるホルモンは、子宮や腸などを動きにくくする作用があります。そのため生理前には、便秘が起こりやすくなります。

一方で生理が起こると、子宮から経血が出る際の刺激が腸に伝わり、腸の動きが活発になります。そのため生理が始まると、便がゆるくなったり下痢になったりすること多くなります。

下痢は便秘と同様に、痔の原因となります。そのため女子が痔を予防・改善するためには、生理周期に合わせて便秘・下痢対策をする必要があります。

高校生に多い痔とその症状

痔にはいぼ痔(痔核)切れ痔(裂肛)あな痔(痔瘻)の3種類があります。

これらはどれも、便秘や下痢などによって起こりやすくなります。そのため痔を予防・改善するためには、便秘・下痢を改善する必要があります。

ただこれらの痔はそれぞれ、生じる箇所や病気の性質などに違いがあり、使える薬も異なります。そのため肛門に異変を感じたのであれば、自分にどのタイプの痔が起こっているかを知っておくことが大切です。

排便時にピリピリ痛い切れ痔

さまざまな痔の中でも、切れ痔はもっとも起こる頻度が高いです。赤ちゃん~高齢者まで幅広い世代の人が発症します。

切れ痔は肛門の皮膚にできる裂け傷です。そのため便秘や下痢などによって肛門に負担がかかると、切れ痔が起こります。

このとき肛門付近が血行不良になっていると、切れ痔が起こりやすい状態となります。

肛門付近の血行が悪くなると、皮膚が栄養不足となって固くなります。そうすると、些細な刺激で裂けてしまいやすくなるのです。

このことから座りっぱなしなどによって肛門の血行が悪化していると、切れ痔を生じやすくなります。

切れ痔が起こると、排便時に痛みを伴うようになります。具体的には、傷に触れたときのようなビリビリとした痛みが起こります。また切れ痔部分から少量の出血が起こることもあります。

さらに切れ痔を何度も繰り返すと、切れ痔の周りに見張りイボという皮膚のたるみを生じることもあります。

見張りイボは自然に消失しづらいため、一度起こると肛門に残ったままとなります。このようなことからも、切れ痔ができたことに気付いたら、すぐに治す努力が大切になります。

肛門に出来物ができるいぼ痔

肛門の内側や外側などには、肛門クッションと呼ばれる組織があります。これは水道管のパッキンのような役割を果たしており、血液が集まることによって柔らかくなっています。

このとき肛門クッションにたくさんの血液が流れ込むと、膨らんでぷにぷにとした出来物となることがあります。これがいぼ痔です。

いぼ痔は血行不良や便秘、下痢等によって起こりやすくなります。

肛門付近の血行が悪くなっていると、肛門クッションに流れ込んだ血液が外に出にくくなります。その結果、肛門クッションに血液が溜まっていぼ痔を形成します。

また便秘が起こると、強くいきまないと排便できなくなります。ただ強くいきむとその分だけ、肛門クッションに流れ込む血液が多くなります。そのため便秘になるといぼ痔を発症しやすくなります。

一方で下痢になると、トイレに行く回数が多くなります。排便する際の姿勢を取ると、肛門組織に血液が流れ込みやすくなります。つまり、いぼ痔を発症しやすくなるのです。

ただ、座りっぱなしや便秘などになっても、いぼ痔がすぐに起こるわけではありません。いぼ痔が発症するまでには、長い時間を必要とするためです。そのため、幼児や小学生などの子供にいぼ痔が起こることはまずありません。

ただ幼い頃から便秘がちであったり、勉強や趣味などで座りっぱなしになる機会が多かったりすると、中学生頃からいぼ痔を発症しやすくなります。

いぼ痔には肛門内側にできる内痔核と肛門外側にできる外痔核の2種類があります。

これらのうち外痔核を生じる組織には、痛みを感じる神経が多く通っています。そのため外痔核を発症すると、椅子に座れないほどの激しい痛みが起こります。

一方で、内痔核を生じる組織には痛覚がありません。そのため内痔核を発症しても、痛くないことがほとんどです。ただ肛門から大量の出血が起こり、血便を生じることがあります。

また内痔核が進行して大きくなると、肛門から飛び出すことがあります。この段階になると痛みを感じる肛門外の組織に内痔核が触れるようになるため、痛みが起こるようになります。

肛門から出てきた内痔核は、肛門内に押し込むことによって痛みが軽減します。

ただ内痔核を放置すると、肛門内に戻らなくなったり激しい痛みを伴う嵌頓痔核(かんとんじかく)に発展したりするため、早急に生活習慣を見直すことが大切です。

高校生であな痔になることはあるのか?

あな痔とはおしりの内部で細菌感染が起こり、膿が溜まることによって起こる病気です。溜まった膿はおしり内部を流れ進んでいき、ます。その結果、おしりの皮膚や腸などに穴が空いてこの部分から膿が排出されるようになります。

このときできた膿の通り道は、自然に消えることがありません。そのためあな痔を発症したら、手術しなければ治りません。

あな痔は、壮年の男性に多い病気です。ただ下痢や免疫力の低下などが起こっていると、若い人にもあな痔が起こります。そのため過敏性腸症候群などで下痢がちな人は、そうでない人よりもあな痔を発症しやすいです。

あな痔では、おしりの皮膚や肛門などから膿の排出が起こります。そのためあな痔を発症すると、下着が膿によって汚れやすくなります。

またおしり内部に膿が溜まっていると、じんじんとしたおしりの痛みや発熱などが起こります。あな痔を放っておくと、おしり内の膿の通り道が増えて病状が複雑になります。

その結果、手術しにくいあな痔となったりがんを生じたりしやすくなります。そのためあな痔の症状が現れたら、迷わず病院に行くことが大切です。

高校生でもできる痔の対処法

前述のようにあな痔は、自分で対処できる病気ではありません。そのためあな痔を生じたら、自分ひとりで解決しようとせず保護者に相談する必要があります。

これに対して切れ痔やいぼ痔などは、悪い生活習慣によって起こる病気です。そのため日々の過ごし方を工夫することで、これらの痔を改善することができます。

おしりの血行不良を防ぐ

前述したように、座りっぱなしは痔を引き起こしやすくします。そのため痔を予防・改善するためには、座りっぱなしにならないことが大切です。

ただ実際には、高校生が座りっぱなしを避けることは困難です。授業中に何度も立ち上がるわけにはいかないですし、痔を防ぐために塾を辞めることもできないでしょう。

そのため高校生が痔を予防・改善するためには、「座りながら肛門の血行不良を防ぐ方法」を習得するのが現実的だといえます。

例えば座っているとき、肛門に力を入れたり緩めたりするのを繰り返すと、肛門の血流が良くなりやすいです。またずっと同じ姿勢でいると肛門への負担が重くなるため、座り直して姿勢を変えることも有効です。

そして授業が終わって休み時間になったら、短い距離でもいいので歩くようにしましょう。そうすることで肛門組織のうっ血を防ぎ、痔が発症・悪化しにくくなります。

朝食を食べる

朝食を食べることの重要性は、保護者や先生、ニュースなどから散々聞かされていることでしょう。ただとあるアンケート調査では、高校生の約2割が「朝食を食べないことがある」と答えています。

このとき、「朝食を抜くと頭や体などが働きにくくなる」ということは多くの人が知っています。ただ朝食抜きの生活が痔を引き起こしやすくすることは、ほとんど知られていません。

まず、朝はおなかが空っぽの状態になっています。空っぽの胃に食物が入ると、おなかの動きが活発になって排便が起こりやすくなります。そのため朝食を食べると、朝のうちに排便が起こりやすくなります。

一方で朝食を抜くと、起床後一番初めの食事が昼食となります。昼食によっておなかの動きが活発になると、排便したくなるタイミングが昼休みや午後の授業中などに当たってしまいます。

このとき家のトイレでは排便できても、学校のトイレでは排便できない人はかなり多いです。そのため昼食によって便意が起こっても、排便を我慢してしまうことが多いです。

排便を我慢すると、便に含まれる水分が体内に吸収されて便が固くなります。また体が便意に慣れてしまい、排便が起こりにくくなります。そのため排便を我慢すると、その分だけ便秘になりやすくなります。

また朝食を抜く代わりにおやつなどの軽食を摂ると、その分だけ胃に入る食べ物の量が少なくなります。そうすると胃への刺激が弱くなり、便意が起こりにくくなります。このようなことから朝食を抜くと、便秘になりやすくなることがわかります。

さらに朝食を抜くと、午前中の体がエネルギー不足となります。そうすると、体が冷えて血液の巡りが悪くなります。血行不良が痔の原因になることは、前述したとおりです。

このようなことから痔を予防・改善したいのであれば、毎日しっかり朝ごはんを食べることが大切です。

このとき朝食後の便意は、30分後くらいに起こることが多いです。そのため朝は朝食と排便の時間を確保するために、少し早めに起きるようにしましょう。

食生活を見直す

高校生になると、おこづかいなどで自由にお菓子を買ったりファストフードを食べたりできるようになります。ただ基本的に、これら食品には食物繊維があまり含まれていません。そのためお菓子やファストフードばかり食べていると、便秘が起こりやすくなります。

また嫌いだからといって野菜を食べないでいると、食物繊維が不足して便秘が起こりやすくなります。そのため痔を予防・改善したいのであれば、偏食せずバランスの良い食事を摂る必要があります。

また水分の摂取量が少ないと、便が固くなりやすいです。そのため痔を予防・改善するためには、十分な量の水分を補給することも大切です。具体的には、1日1.5~2Lの水を摂る必要があります。

ただこのとき一度に大量の水分を補給すると、吸収しきれずに体外へ排出されてしまいます。そのため水分補給する際には、コップ1杯程度の水分をこまめに摂ることが大切です。

排便を我慢しない

前述のように排便を我慢すると、便秘が起こります。そのため痔を予防・改善したいのであれば、便意を我慢してはいけません。

ただ高校生は、トイレに行く時間を自由に取れるわけではありません。例えば、授業中にトイレに立つことはできません。また次の授業の準備をする必要がある場合、休み時間のうちに排便を済ませることができないことがあります。

さらに若い人は、排便を恥ずかしいことであると思っているケースも多いです。そのため同級生などに排便したことがばれないように、学校ではトイレに行けない人がいます。

このようなことから高校生は、気兼ねなく排便できるタイミングが限定されがちであるといえます。したがって排便を我慢しないようにするためには、排便のタイミングをコントロールしたり十分な時間を確保したりするなどの工夫が必要となります。

例えば便意は、食後30分程度で起こりやすくなります。そのため食事を取ってから30分後に、トイレへ行くための時間を作るようにします。

そして「排便は恥ずかしいことである」という感覚を意識して捨てることも大切です。そもそも排便は、生きていれば誰にでも起こることです。排便せずに生きている人はいません。

恥ずかしいと思ってしまうこと自体は仕方のないことですが、生命維持に必要不可欠な行為を恥ずかしいと思う必要はないのです。

どうしても排便を恥ずかしく感じるのであれば、排便を我慢するのではなく、うまく隠す方法を身につけることが大切です。

例えば排便と同時に水を流したり、人気のないトイレをあらかじめ探しておいたりしましょう。そして誰かが排便したことに気付いても、からかったり茶化したりしないようにすることが大切です。

肛門を綺麗に保つ

肛門に汚れが溜まったままになっていると、痔が悪化しやすくなります。そのため痔を予防・改善したいのであれば、肛門を綺麗に保つことが大切です。

例えば肛門が痛くて拭けなかったりトイレに居る時間を短くしたかったりする人は、排便後の肛門を乱雑に拭いてしまうことがあります。そうすると、便の影響を受けて痔が悪化しやすくなります。

また排便後の肛門には、目に見えない汚れが付着しています。そのため可能であれば、ウォシュレットを使用し温水で肛門を洗うことが推奨されます。

ただ学校のトイレには、ウォシュレット機能が付いていないことが多いです。そのため痔を発症したら、トイレに流せる携帯用ウェットティッシュを持ち歩くことをおすすめします。

ウェットティッシュで肛門を拭くと、拭くときの痛みが軽減されやすいです。またトイレットペーパーよりもすばやく汚れが取れるので、トイレに居る時間も短くすることができます。

なおトイレに流せるウェットティッシュは、ドラッグストアなどで販売されています。

大容量タイプの方が経済的ではあるものの、ポケットなどに入りづらいというデメリットがあります。そのためおしりを拭くためのウェットティッシュは、持ち運びやすい低容量タイプのものを選びましょう。

病院へ行くタイミングは?

前述したようにあな痔は、病院で治療を受けないと治らない病気です。そのためあな痔が発覚したら、すぐに病院へ行く必要があります。

これに対していぼ痔や切れ痔などは、自然に治る病気です。そのためこれらを発症しても、必ず病院に行かなければならないわけではありません。

また病院の治療を受けたとしても、生活習慣を正さなければ痔が治らなかったり再発したりしやすくなります。そのためいぼ痔や切れ痔などを発症している場合、まずは自分の生活を見直すことが大切だといえます。

ただ、いぼ痔が肛門から脱出して戻らなくなったり痔に伴う痛みが激しかったりするようであれば、病院で手術を受けることもできます。

痔の手術では、2~4万程度の費用が必要となります。また入院が必要となるケースもあるため、痔の手術を受けたいのであれば保護者と相談する必要があります。

痔は肛門科病院で治療できます。このとき肛門科のみを掲げている病院には、痔を治療する技術の高い医師が在籍しています。

また肛門の専門病院では、患者のほとんどが痔です。また肛門科病院では、患者が恥ずかしくないように診察してくれるところがほとんどです。そのため痔で病院に行く際には、肛門科のみを掲げているところに行きましょう。

高校生は幼児と違い、一人で病院に行くことができます。病院へ行く際には、健康保険証を忘れずに持っていきましょう。診療費は病院によって異なるものの、4~5千円程度であることが多いです。そのため、多めに1万円持って行く病院に行くようにすると安心です。

病院へ行く際の服装は、基本的に自由です。ただ女子の場合、スカートを履いていくとズボンを全て脱がずに済みます。そのため可能であれば、スカートを履いていくことをおすすめします。

使える薬の種類と使い方

痔には痛みや出血などの症状を伴います。そのため痔を生じると、痛くて椅子に座るのがつらくなります。

ただ椅子に座らなければ、授業を受けることができません。そのため高校生が痛みで座れないような痔を発症したら、薬を使って痛みを軽減することが大切です。

また便秘になっていると、痔が悪化したり痛みが強くなったりします。そのため痔と便秘を併発している場合は、便秘薬を使うのも有効です。

このとき子供の体は大人に比べて未熟であるため、使える薬が限られています。ただ高校生になると体のさまざまな器官が成熟し、大人と同じ状態になります。そのため高校生は、大人が使う薬も使うことができます。

実際に市販薬は、15歳以上であれば使用制限がありません。そのため高校生は、以下を参考にして自分の症状に合った薬を選びましょう。

痔の薬の選び方と使い方

前述のようにいぼ痔には、肛門の内側にできるタイプと外側にできるタイプの2種類があります。そのため痔の薬を選ぶ際には、まず自分の痔がどこにあるのかを正しく認識する必要があります。

そして肛門内側に痔を生じている場合は、坐剤(座薬)注入軟膏などと記載されているタイプのものを選びます。これらはどちらも、肛門の中に薬剤を入れられるタイプの薬です。

一方で肛門の外側に生じている痔には、チューブに入った軟膏注入軟膏などを使用します。

注入軟膏は肛門の内側と外側の両方に使用できます。そのため外側と内側の痔を併発している場合は、注入軟膏を選ぶのが好ましいです。

痔の薬は排便後に使用します。薬を使用した後に排便すると、薬剤が外に排出されてしまうためです。

また高校生であれば、痔の薬を所持していることを周囲にバレたくないでしょう。そのため痔の薬は、登校前に自宅のトイレで使うことをおすすめします。

正しいタイミングで薬を使用すれば、薬の効果が半日程度持続します。そのため朝に薬を使えば、夕方までは薬が効くことが多いです。

また痔の薬の中には、痔の薬だとわかりにくいパッケージデザインのものもあります。そのため症状が酷くて学校で薬を使わざるを得ない状況であれば、このような薬を選ぶことをおすすめします。

このとき男子トイレには、個室にゴミ箱がありません。そのため学校で痔の薬を使った場合、空き容器の処理に困ってしまうことがあります。

ただこのとき、どんなに困っても便器の中に空き容器を捨ててはいけません。

当然のことながら痔の薬の空き容器をトイレに流してしまうと、トイレが詰まる危険性があります。このようにして生じたトイレの詰まりは、薬の空き容器を取り出さなければ解決しません。

つまりトイレに流しても、トイレが詰まってしまうと痔の薬を使ったことがバレてしまうのです。したがってどのような理由があっても、痔の薬の空き容器を便器内に捨てることは避けましょう。

空き容器はトイレットペーパーなどに包み、可能であればビニール袋に入れてトイレや水飲み場などのゴミ箱に捨てましょう。そうすることで空き容器を周囲にバレることなく捨てることができます。

便秘薬の選び方

ドラッグストアなどに行くと、数多くの種類の便秘薬が並んでいます。当然のことながら「便秘薬」と書かれているものはどれも、便秘を改善する効果のある薬です。ただ便秘薬の中には、腹痛が起こりやすかったりクセになりやすかったりするものもあります。

腹痛が起こりやすい便秘薬を使うと、便秘が治る一方で下痢が起こりやすくなります。前述のように下痢は、便秘と同様に痔の原因となります。

またクセになりやすい便秘薬を使い続けると、便秘薬を飲まなければ排便できなくなっていきます。そうすると便秘が重症化して、自力で排便できなくなります。

そのため痔を改善するための便秘薬を選ぶときには、おなかにやさしいタイプを選ぶのが大切です。

また過敏性腸症候群の人は、下痢止めを常にカバンの中に入れておきましょう。下痢止めの中には水なしで飲めるものもあります。このような物を選ぶと、下痢になりそうな瞬間にその場で飲むことができるので便利です。

このときドラッグストアなどの薬を取り扱っているお店には、必ず薬剤師などの薬の専門家がいます。

そのため便秘薬や下痢止めなどを購入する際には、専門家に「お腹に優しく、クセになりにくい便秘薬がほしい」や「下痢になりやすい体質である」と伝えましょう。そうすることで、専門家が適切な薬を選んでくれるはずです。

まとめ

一般的に痔は、おじさんがかかる病気だと思われています。ただ実際には、痔を発症する高校生は珍しくありません。これは高校生が「痔になりやすい生活」を送りがりになるためです。

例えば座りっぱなしは、いぼ痔や切れ痔などを発症させやすくします。また、野菜などとのバランスを考えずに食事や間食などを摂っていると、便秘による痔を発症しやすくなります。

さらに中には、「下痢体質」によって痔を発症しているケースがあります。そのため高校生が痔になったら、自分の痔の原因を見極めることが大切です。

その上で、これまでに述べたような痔対策を実践しましょう。そうすることで、誰にもバレることなく速やかに痔を治すことができます。


痔であると、トイレの中を血まみれにするだけでなく、座ったときに異常な痛みが起こる人も多いです。トイレのとき、その痛みから私もトイレに行くのが毎日怖いときがありました。

そうしたとき、本気でいぼ痔や切れ痔を治したい方におすすめなのがピーチラックという商品です。ピーチラック(乙字湯)は痔に効く漢方薬であり、医薬品なので痔に効果があると既に分かっています。

ピーチラックは便秘にも効果があり、便を柔らかくしながら痔に対しても改善作用があります。漢方薬なので、一日で劇的な効果を期待することはできません。ただ、一ヵ月以上にわたって服用することで徐々に痔の症状が改善されていきます。

痔の悩みは周りに相談しにくいです。だからこそ、医薬品を活用して本気で症状を治し、元気な日常生活を取り戻そうとする人は多いです。

なお、ピーチラックは楽天やAmazonなどで取り扱いがなく、公式サイトのみ購入できるようになっています。いぼ痔や切れ痔の場合、ピーチラックが効果を発揮します。