痔の中には、激しい痛みを伴うものがあります。このような痛みは、座っている時間が長くなると悪化します。そのため痛みの強い痔を発症している場合、長時間座ることがつらくなります。

ただ旅行に行くと、移動のために座っている時間が長くなります。そのため痔を発症している人の中には、旅行を億劫に感じることがあるでしょう。

このとき一人旅行であれば、自分の都合でスケジュールを変更できます。そのため、痔の症状が治まってから再度旅行の計画を立てることが可能です。

一方で友人などと旅行に行く場合、自分の都合でスケジュールを変えることはできません。また自分だけ旅行をキャンセルすると、同行者に迷惑がかかったり人間関係に影響したりすることもあるでしょう。

しかしながら痔を発症している人でも、過ごし方を工夫することで旅行を楽しむことができるようになります。そこでここでは、痔ができている人が旅行を楽しむコツについて解説していきます。

痔の人におすすめの持ち物

旅行では、現地の景色や食事などを楽しんだり異なる文化に触れて見識を深めたりすることで、リラックス・リフレッシュすることができます。また友人などと旅行に行く場合は、会話も楽しみの一つであることでしょう。

ただこのとき痔によって強い痛みが起こっていると、旅行に集中できません。そのため旅行を楽しめず、つらい思いをすることでしょう。

また痔の痛みで旅行することをつらく感じても、途中で帰ることは通常できません。そのため旅行中に痔の症状が強くなると、つらい時間が帰るまで続くことになります。

このようなことを防ぐためにも、事前に痔の痛み対策を講じることをおすすめします。

持ち運び用の円座クッション

座った姿勢では、痔の患部が圧迫されます。そのため強い痛みを伴う痔を発症している場合、痛くて椅子などに座るのがつらくなります。

ただ旅行には、長時間の移動がつきものです。そして基本的に移動中は、ずっと座っていることになります。前述のように座っている姿勢を長時間続けると、その分だけ痔の痛みが強くなります。

また座りっぱなしの時間が長くなると、肛門組織の血液の巡りが悪くなります。その結果、痔そのものが悪化して痛みの激しい痔に発展しやすくなります。

そのため肛門の血行不良を防ぐために、円座クッション(ドーナツクッション)を旅行に持っていくことをおすすめします。

円座クッションを使用すると、座ったときに痔の患部が座席に触れなくなります。その結果、患部が圧迫されることによる痛みが起こりにくくなります。

また患部が圧迫されなくなると、肛門組織の血行不良も起こりにくくなります。そのため、血行不良による痔の悪化も防ぐことができるようになります。

このとき円座クッションの中には、高反発タイプと低反発タイプの2種類があります。

これらのうち、痔の痛みを緩和する効果が高いのは高反発タイプです。高反発タイプの円座クッションに座ると、痔の患部が座席に触れなくなるため痛みが起こりにくくなります。

ただ高反発タイプに長時間座ると、おしりの中心部が沈んでいきます。そうするとおしりの皮膚が左右に引っ張られて、患部に強い力がかかりやすくなります。

痔の患部に強い力がかかると、その分だけ激しい痛みが起こりやすくなります。このことから高反発の円座クッションは、長時間の使用には向かないといえます。

一方で低反発タイプの円座クッションに座ると、肛門にかかる圧力は少ないものの、おしり全体がクッションに触れます。そのためこのタイプの円座クッションは、高反発クッションに比べて痛みを感じやすいです。

ただ低反発クッションは長時間座っても、おしりが左右に引っ張られません。そのため移動によって長時間座る必要がある場合は、低反発の円座クッションを選ぶことをおすすめします。

また車の運転席に座る場合も、低反発の円座クッションを選びましょう。これは、高反発の円座クッションには高さがあるためです。そのため運転席で高反発の円座クッションに座ると、車を操作しづらくなります。

さらに高反発の円座クッションは、低反発のものに比べて滑りやすいです。そのため運転中に車が揺れると、座る位置がずれて運転に支障をきたしやすいです。

このことから、運転席で高反発の円座クッションを使用することは避けるべきです。また低反発の円座クッションであっても、運転しづらいと感じたら使用を中止することが大切です。

このとき円座クッションの中には、空気を入れて使用するものや折りたたむことができるものなどもあります。そのため旅行に持っていく場合は、このような携帯用の円座クッションを選ぶと便利です。

カイロ・保冷剤

痔には、いぼ痔(痔核)切れ痔(裂肛)あな痔(痔瘻)の3種類があります。これらのうちいぼ痔と切れ痔では、肛門に痛みを感じます。

いぼ痔と切れ痔は、肛門組織の血行不良が原因で発症・悪化しやすくなります。そのためいぼ痔・切れ痔の症状が起こっている場合は、肛門に血行不良が起こらないように注意する必要があります。

このとき、冷えは痔の大敵です。体が冷えると血液の巡りが悪くなるためです。そのため肛門組織が冷えると、いぼ痔や切れ痔などの痛みが悪化しやすくなります。

一方でこれらの痔は、温めることによって症状が緩和します。そのため肛門に痛みがある痔を発症しているのであれば、旅行にカイロを持っていくことをおすすめします。

このときカイロは貼るタイプを選び、下着に貼っておくようにします。そうすることで肛門周辺の血行が改善されて、痔の痛みが緩和しやすくなります。

ただカイロをおしりに当てて長時間座ると、熱の逃げ場がないことによってカイロの温度が上がりやすくなります。その結果、低温やけどにつながります。そのため移動などによって座る時間が長い場合は、腰にカイロを貼りましょう。

腰には下半身につながる血管が通っています。そのため腰を温めると、下半身全体が温まりやすくなるのです。

いぼ痔や切れ痔などは、温めると症状が軽くなる一方で、あな痔は温めると症状が悪化する病気です。そのためおしり全体が痛かったり膿が出たりするなどのあな痔の症状が現れている場合は、おしりにカイロを当ててはいけません。

一方であな痔の症状は、冷やすと楽になります。そのためあな痔によっておしりの痛みがつらい場合は、保冷剤をタオルやハンカチなどに包んで下着の中に入れておきましょう。

携帯ウォシュレット・おしりふき

痔を発症している人にとって、温水洗浄便座(ウォシュレット)は必需品です。痔が起こっている肛門をトイレットペーパーなどで拭くと、摩擦によって強い痛みが起こるためです。

このとき日本では、多くの施設に温水洗浄便座が設置されています。ただ中には、ウォシュレットがないトイレもあります。特に古めのホテル・旅館では、部屋のトイレにウォシュレットが付いていないことが珍しくありません。

ウォシュレットが付いていないからといって排便を我慢してしまうと、便秘が起こりやすくなります。

便秘になると、排便時に起こる痔の痛みが激しくなります。そのため旅行に行く際には、ウォシュレットが付いていないところでも排便ができるように準備しておく必要があります。

例えば携帯ウォシュレットを持っていくと、ウォシュレットがないところでも排便後の肛門を洗うことができるようになります。

携帯ウォシュレットの中には、一見ウォシュレットとはわからないようなスタイリッシュなデザインのものやスリムで場所をとらないものなどもあります。

このようなものを選ぶとカバンに携帯ウォシュレットを忍ばせておきやすくなります。その結果、ウォシュレットの付いていないトイレでも我慢することなく排便できるようになります。

また携帯ウォシュレットだけではなく、おしりふきも持っていくと排便時の痛みをより軽減しやすくなります。ウォシュレットを使った後には、水分を拭き取る必要があるためです。

前述のように痔の患部をトイレットペーパーで拭くと、強い痛みが起こります。

これに対しておしりふきは赤ちゃんのデリケートな肌を拭くために作られているため、トイレットペーパーよりも痔の患部に優しいです。

そのためおしりふきで肛門の水分を拭き取ると、排便時の苦痛がより和らぎやすくなります。

このとき肛門を拭くためのおしりふきは、厚手のものを選ぶようにしましょう。またトイレに流せるタイプのものを選ぶと、ゴミの処理に困らなくて済むようになります。

痔の薬や便秘薬など

痔の痛みが強くて旅行に集中できない場合は、薬を使って症状を抑えることも大切です。

例えば肛門内側の痔が起こっているのであれば、痔の坐剤や注入軟膏などを持っていきます。また肛門外側の痔には、チューブ入りの軟膏または注入軟膏を選びます。

このとき痔の塗り薬には、ステロイド入りとステロイドなしの2種類があります。これらのうち痛みを抑える効果が高いのは、ステロイド入りのものです。そのため旅行中に使う痔の塗り薬は、ステロイドが配合されているものを選びましょう。

また痛みが激しい場合は、ロキソニンなどの痛み止めも服用するという手段もあります。

鎮痛剤には、痔の痛みを軽減する作用があります。そのため痛み止めを使うと、痔の痛みが緩和されて旅行を楽しみやすくなります。

さらに旅行中は、食生活や排便リズムなどが変わることによって便秘が起こりやすくなります。前述のように便秘が起こると、痔の痛みが悪化します。そのため旅行に行く際には、便秘薬も忘れずに持って行きましょう。

旅行中に気をつけること

前述のような前準備をしっかりしておくと、旅行中でも痔の痛みで苦しまずに済むようになります。その結果、痔を発症していても旅行を楽しめるようになります。

ただ何かに集中しているときは、痛みを感じなくなったり忘れたりしやすくなります。そのため旅行中は、痔であることを忘れて羽目を外してしまいがちです。

このようにして痔が悪化してしまうと、翌日からの旅行がつらくなります。そのため痔の痛みを忘れるほど楽しくても、痔が悪化しないためのポイントを抑えて行動することが大切です。

服装に気をつける

暑い季節に旅行したり暖かい地域に出かけたりすると、薄着になりやすいです。

ただ薄着になるとその分だけ体が冷えやすくなり、痔の症状が悪化します。このことから旅行中は、なるべく薄着をしないことが大切です。特に、腰周りを冷やさないように注意する必要があります。

このとき女性の場合、スカートを履くと下半身が空気に触れて腰回りが冷えやすくなります。そのため旅先でスカートを履く場合は、おしりが冷えないようにカイロ使ったりスカートの下に短めのズボンを履いたりするなどの冷え対策を行うことが大切です。

暴飲暴食しない

多くの人にとって、旅先の名物を食べることは旅行の楽しみの一つです。そのため旅行中は、普段よりも食べる量が増えやすくなります。また中には、羽目を外して暴飲暴食してしまうこともあります。

ただご当地グルメの食べ過ぎや暴飲暴食などは、便秘や下痢などの原因となります。

例えば多くの場合、名物の食べ物は主食や肉・魚です。実際に北海道の名物は海鮮ですし、沖縄はソーキそばやラフテーなどが有名です。また大阪や広島などではお好み焼きが名物ですし、ラーメンが名物の地も多いです。

このような野菜の含有量が少ない料理ばかり食べていると、食物繊維の摂取量が不足します。そのためご当地グルメばかり食べていると、便秘が起こりやすくなります。

また旅行によって気分が盛り上がると、飲酒量が増えやすくなります。中には、ご当地の酒を目的に旅行へ行く人もいるでしょう。ただアルコールの飲み過ぎは、下痢の原因となります。

このようにして便秘や下痢などが起こると、痔の痛みが悪化しやすくなります。また排便時の痛みが激しくなるため、トイレに時間がかかるようになります。そうすると、旅行をスケジュール通りに進めにくくなり、同行者に迷惑をかけることにもつながります。

このようなことから痔を発症している人は、旅行中であっても暴飲暴食を避けることが大切です。そして野菜や果物などを多く摂るように心がけ、バランスが悪い食事が続くようであればファイバードリンクなどを飲んで調整するように意識しましょう。

座りっぱなしを避ける

前述のように旅行に移動はつきものであるため、痔の人は、円座クッションを持っていくことが推奨されます。

ただ円座クッションを使っても、長時間の座りっぱなしになると痔に強い負担がかかります。そのため旅行中に痔を悪化させないためには、円座クッションを使うだけではなくこまめに動くことが大切です。

例えばドライブ旅行である場合は、こまめにパーキングエリアに立ち寄るようにします。また電車や長距離バスなどで移動する場合は、必ずトイレ休憩をはさみましょう。

どうしても座席から動けないような環境であれば、座り直しておしりを動かしたり、肛門に力を入れたり抜いたりする運動を行いましょう。そうすることで、肛門の血行不良を少しだけ改善することができます。

疲れを溜めない

楽しい気分のときは、疲れに気づきにくいです。そのため旅行を楽しんでいる最中は、疲れていないような感覚になることが多いです。

ただ観光などで旅行に行くと、普段よりも活動時間が長くなりがちです。そのため旅行中は、自分が思っているよりも疲れていることが多いです。

疲れが溜まると、その分だけ血行不良や便秘などが起こりやすくなります。その結果、痔の痛みが悪化しやすくなります。このことから旅行中は、疲れを溜めないように意識して休むことが大切です。

具体的には夜更かしを避け、睡眠時間を確保します。またお酒を飲み過ぎると眠りが浅くなり、疲れが取れにくくなります。そのため旅行が楽しくても、深酒は避けるようにしましょう。

可能であれば、旅行での移動中に昼寝や仮眠などを取るといいでしょう。そうすることで疲労が回復して、痔の悪化を防ぎやすくなります。

水分をしっかり摂る

一般的に旅行中は、観光などのために歩く時間が長くなります。体を動かすと、その分だけ汗をかきやすくなります。

ただ一方で、旅行を楽しんでいると水分補給が疎かになりがちです。そのため旅行中には、無意識のうちに体内の水分が不足していることがあります。体内の水分が少なくなるとその分だけ便に含まれる水分量が低下し、便秘が起こりやすくなります。

このようなことから旅行中は、意識して水分補給することが大切です。具体的には、1日で500mlのペットボトルを3~4本空けることを意識しましょう。

またお酒には利尿作用があるため、体内の水分がより不足しやすくなります。そのためお酒を飲んだら、お酒の倍の量の水分を取ることが大切です。

入浴をシャワーで済ませない

観光などを終えてホテルに着くと、疲れを一気に実感することがあります。このような状態になると、すぐに休むために入浴をシャワーで済ませがちです。

ただ痔の人が入浴をシャワーで済ませると、痔の症状が悪化することがあります。

入浴を終えて浴室から出ると、体に付いた水分が体の熱を奪って蒸発します。そのため入浴後は入浴中よりも、体が冷えやすいです。

このとき湯船に浸かると、体が芯まで温まります。そのため、入浴後すぐに体が冷えることはありません。

ただ入浴をシャワーで済ませると、体の芯まで温まりません。シャワーは体の一部にしか温水が当たらないためです。そのため入浴をシャワーだけで済ませると、入浴後に体が冷えやすくなります。

前述のように体が冷えると、その分だけ痔の症状が悪化しやすくなります。そのため疲れによって入浴を面倒に感じても、しっかり湯船に浸かることをおすすめします。

シャワーのみで入浴を済ませざるを得ない場合は、腰やおしりなどに長時間シャワーを当てて痔の患部を温めてから浴室を出ましょう。そうすることで、痔の患部が冷えて痛みが起こるのを防ぎやすくなります。

痔の人に無理のかからない旅行計画の立て方

複数人で旅行に出かける場合、特定の誰かに負担がかかると周りの人も旅行を楽しめなくなります。そのため痔の人が旅行に行く場合は、痔に負担のかかりにくい旅行計画を立てるべきです。

また旅行先などによっては、痔の症状が緩和しやすくなります。したがって痔の人が旅行を楽しむためには、旅行を計画する段階から工夫することも大切です。

温泉は痔を改善させやすくする

日本には温泉宿が全国各地にあります。そのため、旅行の目的地近くに温泉宿があるケースは多いです。

基本的に温泉は、通常のお風呂に比べて体が温まりやすいです。そのため温泉に浸かると、痔の症状が緩和しやすくなります。中には、効能に「痔」の項目がある温泉もあります。このことから痔の人が旅行する場合は、温泉宿に宿泊することをおすすめします。

ただ目的の観光地と温泉宿が遠く離れている場合、旅行中の移動時間が長くなります。移動時間が長くなると、その分だけ座りっぱなしになる時間が長くなり、痔の症状が悪化するリスクが高まります。

そのため温泉宿が旅行の目的地からかなり遠い場合は、無理に温泉宿を選ばないことが大切です。具体的には、目的地から1時間以上離れる温泉宿は選ばないようにしましょう。

のんびりしたプランにする

前述のように痔の症状は、座りっぱなしによって悪化します。そして痔が悪化して歩くことが困難になると、スケジュールが狂いやすくなります。

そのため痔の人が旅行に行く場合は、休憩時間をあらかじめスケジュールに組み込んでおくことが大切です。具体的にいうと、1時間に1度は歩き回れるプランにしておくと安心です。

また痔を生じると排便がつらくなるため、トイレに時間がかかるようになります。そのためトイレには時間がかかることを想定して、スケジュールを詰め込みすぎないようにしましょう。

まとめ

旅行のために長距離移動をする場合、座っている時間が長くなります。座っている時間が長いと、その分だけ痔の痛みが強く起こりやすくなります。そのため痔を発症している人は、旅行を億劫に感じやすいです。

ただ痔を発症している人であっても、事前準備をしっかりすることで旅行中の痔の痛みを軽減することができます。また旅行プランや旅行中の行動などに注意することで、旅行中に痔が悪化することを防ぐこともできます。

そのため痔を発症している人は、これまでに述べたような情報を参考にして旅行中の痔対策を実践しましょう。そうすることで旅行に集中することができ、旅行を心から楽しむことができるようになります。


痔であると、トイレの中を血まみれにするだけでなく、座ったときに異常な痛みが起こる人も多いです。トイレのとき、その痛みから私もトイレに行くのが毎日怖いときがありました。

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痔の悩みは周りに相談しにくいです。だからこそ、医薬品を活用して本気で症状を治し、元気な日常生活を取り戻そうとする人は多いです。

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