痔には痛みや出血などのつらい症状を伴います。そのため痔を発症している人の中には、痔が悪化しない生活を心がける人が多いです。

ただ生活習慣を大きく変えることは、簡単ではありません。例えば運動不足は痔を含め、さまざまな病気の原因となります。ただ運動習慣がない人が、いきなり毎日1時間ランニングを始めようとしてもうまくいかないことが多いです。

ランニングを始めても、疲れてしまいサボりがちになります。また仕事などが忙しいと、運動のための時間を毎日確保すること自体が難しいケースもあります。

一方で生活習慣の小さな変化は、簡単に生活に取り入れられることが多いです。

例えば毎日運動することはできなくても、毎日飲んでいる飲み物の種類を変えることはできるでしょう。そのため運動時間が確保できない人は、普段飲んでいる飲み物を「痔にいい飲み物」に変更することをおすすめします。

またさまざまな飲み物の中には、痔に悪影響を及ぼす可能性のあるものもあります。そのため痔を少しでも改善したいのであれば、「痔にいい飲み物」と「痔に悪影響を及ぼす飲み物」の種類や特徴などを知っておくことが大切です。

そこでここでは飲み物の種類による痔への影響について解説し、痔に効く飲み物の取り入れ方などについて解説していきます。

痔によくない飲み物とは?

痔は糖尿病や高血圧症などと同様に、生活習慣病の一つです。そのため痔を発症したということは、痔になりやすい生活習慣が身についていたということを意味します。

例えば立ちっぱなしや座りっぱなしでいることが多いと、痔を発症したり痔が悪化したりしやすくなります。そのため痔を予防・改善したいのであれば、こまめに動いて立位や座位などを長時間続けないことが大切です。

また肛門は便の通り道です。そのため便の状態は、痔の発症・悪化に深く関与しています。

そして便は、飲食物のカスでできています。そのため食生活は、痔の発症・悪化に深く関係しています。したがって痔を発症しているのであれば、痔に悪影響を与える飲食物を避けることが大切です。

お酒は控えるべき

お酒は百薬の長ということわざがあります。そのため「適量の飲酒は体にいい」と思っている人は多いです。実際にアルコール飲料には、飲み過ぎなければ体に良い影響を与える作用があります。

ただ痔に関していうと、お酒はなるべく控えるべき飲み物です。

アルコールを摂取すると脈拍が上がるため、心臓から押し出される血液の量が増加します。ただ拍動による血液の勢いは、血液が静脈に至る頃にはなくなります。

静脈の血液は、筋肉の活動などによって心臓へと戻されます。ただ基本的に、お酒は座ったり立ったりしたまま飲みます。そのためお酒を飲んでいるときは、静脈の血液が心臓方向へ戻りにくい状態となっています。

このような状態で動脈の血流が増えると、静脈部分に多くの血液が溜まりやすくなります。このような状態をうっ血といいます。そしてうっ血が肛門組織に起こると、いぼ痔(痔核)を発症します。

またアルコールが体から抜けてくると、アルコールの作用の反動が起こります。例えばアルコールには血管を拡張させる作用があるため、体からアルコールが抜けると血管が収縮します。

血管が狭まると、その分だけ血液が流れにくくなります。その結果、血行不良が起こります。そして血行不良は、いぼ痔や切れ痔(裂肛)などの大きな原因の一つです。

さらにお酒を嗜んでいる人であれば、お酒を飲んだ翌日に便がゆるくなった経験があることでしょう。実際にアルコールには、下痢を起こしやすくする作用があります。そのためお酒を飲んだ後は、下痢によって体内の水分が減少しやすくなります。

そしてお酒は、便秘の原因にもなります。アルコールを分解する際には、多くの水分を必要とします。そのためお酒を飲むと、体内の水分が足りなくなりやすいです。

体内の水分が少なくなると、その分だけ便の水分量が低下します。そうすると便が固くなり、便秘が起こります。

このときアルコールの作用による便秘は、飲酒から数日後に起こりやすいです。そのため飲酒すると、下痢と便秘が連続で起こるということになります。

下痢や便秘などの排便異常は、どちらも痔の最大の原因です。そのためお酒を定期的に飲む習慣がある人は、そうでない人に比べて痔の発症・悪化リスクが高くなります。したがって痔の悪化を防ぎたいのであれば、なるべくお酒を飲まないことが大切です。

コーヒーの飲み過ぎは痔によくない

現代では、コーヒーは欠かせないものとなっている人が多いです。実際にコーヒーはさまざまなお店や自動販売機などで手軽に購入することができ、毎日飲む習慣がある人がかなり多いです。

このときコーヒーは、適量であれば痔にいい影響を与えます。

例えばコーヒーには、血行を促進する効果があります。血液の流れが良くなると、その分だけ痔が改善しやすくなります。そのため適量のコーヒーを飲む習慣があると、痔が良くなりやすいといえます。

ただ現代では、コーヒーを飲みすぎている人がかなり多いことが推察されます。これは体質や生活習慣などによって、1日に安全に飲むことができるコーヒーの量が異なるにもかかわらず、その許容量以上を飲んでいる人が多いためです。

例えば体重が軽い人は、肥満体の人よりも1日に安全に飲むことができるコーヒーの量が少ないです。

またコーヒー以外にもお茶や栄養ドリンク、エナジードリンクなどを飲む習慣がある人は、1日に飲めるコーヒーの量が少なくなります。これらにはすべて、カフェインが含まれているためです。

そしてお茶や栄養ドリンクなどは、広く飲まれている飲料です。そのため適量となるコーヒーの量が1日あたり1杯程度に留まる人はかなり多いことが推察されます。

ただコーヒーを飲む習慣がある人は、1日に数杯飲むことが多いです。

実際にとあるアンケートでは、「コーヒーを飲む習慣のある人が1日に飲むコーヒーの量の平均は、1.8杯である」という結果が出ています。

前述のようにコーヒーは、適量飲むと血行の改善に効果を発揮します。ただコーヒーを飲み過ぎると、かえって血液の流れが悪くなることが分かっています。

さらにコーヒーを飲み過ぎると、下痢や便秘などが起こりやすくなります。これはコーヒーにはカフェインやクロロゲン酸、タンニンなどが含まれているためです。

カフェインやクロロゲン酸などは胃腸に刺激を与えて下痢を起こしやすくします。そのため空腹時などにコーヒーを飲むと、下痢が起こりやすくなります。

またタンニンは、下痢止めに使われることもある成分です。そのためこのようなことからコーヒーを飲み過ぎると、便秘や下痢などが起こりやすくなることが分かります。

血行不良や下痢、便秘などが痔の原因になるということは前述したとおりです。そのため、コーヒーの飲み過ぎに注意する必要があります。具体的には、1日に飲むコーヒーを1杯程度に抑えることが推奨されます。

甘い飲み物は避けるべき

糖が添加された清涼飲料水を、水分補給のために飲む人はかなり多いです。ただこのような清涼飲料水は、水分補給には向きません。これは甘い飲食物は、血液中の糖を増やして血糖値を上げるためです。

特に清涼飲料水に含まれている糖は、分解されやすい状態になっています。そのため糖が添加されている清涼飲料水を飲むと、血糖値が急激に高くなります。

血液中に糖が多い状態が続くと、体に悪影響を及ぼします。そのため血糖値が異常に高くなると、血液を薄めるために組織の水分を血液内に取り込みます。

このようにして血液が増えると、その分だけ尿の量も増えます。そのため血液中の糖が過剰な状態が続くと、尿の量が増えて体内の水分が減りやすくなります。その結果、便秘が起こって痔の悪化につながるのです。

また通常、血液中の糖は細胞に取り込まれてエネルギー源として消費されます。ただ清涼飲料水などによって血糖値が急激に高くなると、血液中の糖をエネルギーとして燃やしきれなくなります。

そうすると、余った糖が脂肪として体に蓄積されます。そのため清涼飲料水を常飲する習慣があると、肥満になりやすいです。

肥満は万病の元です。これは痔も例外ではありません。肥満になると、肛門組織の血行が悪くなったり便秘が起こりやすくなったりして痔が発症・悪化しやすくなります。

そのため痔を改善したいのであれば、糖の添加された甘い飲み物は避けるようにしましょう。そして、清涼飲料水で水分補給するのをやめることが大切です。

体質によっては牛乳を避けるべき

すべての哺乳類は、生後しばらくは食べ物を消化することができません。基本的に、母親の乳を飲んで成長します。そのため人間を含めた乳児期の哺乳類は、乳に含まれている成分をうまく消化できる体質になっています。

ただ離乳して時間が経つにつれて、このような乳の消化能力は低下していきます。そのため基本的に、大人は子供よりも牛乳を消化する能力が低いです。

このとき人類の中には、古くから牛やヤギなどの乳を飲んで暮らしてきた人たちがいます。このような人種は、そうでない人に比べて牛乳の消化能力が高いです。

ただ日本人が頻繁に牛乳を飲むようになったのは、明治時代のことです。そのため日本人は欧米人よりも、牛乳をうまく消化できない人が多いです。

牛乳がうまく消化できないと、下痢が起こりやすくなります。そのため下痢は痔に悪影響を及ぼします。そのため牛乳を飲んでおなかがゆるくなる体質の人は、牛乳を控えることが大切です。

痔に良い飲み物とは?

世の中には、さまざまな「痔にいいとされる飲み物」があります。ただ体質や体の調子などは、人それぞれ違います。そのため痔に効くとされていても、人によっては適さないケースがあります。

また痔に効くとされていても、お茶などの飲料は薬ではありません。そのため痔に効く飲み物には、即効性がありません。飲み続けなければ、効果を実感することができないのです。

このようなことから普段飲んでいる飲み物を痔にいい飲み物に変える場合は、効能だけではなく味なども踏まえて「長く飲み続けられるもの」を選ぶことが大切です。

どくだみ茶

どくだみは昔から、薬草として重宝されてきました。実際にどくだみは、医薬品の基準書である日本薬局方にも記載されています。

またどくだみは、痔の民間療法にも用いられてきたという歴史もあります。そのため乾燥したどくだみから抽出したどくだみ茶は、「痔を治す飲み物」として有名です。

実際にどくだみには、マグネシウムなどのミネラルが多く含まれています。

マグネシウムは便の水分量を増やして便を柔らかくする作用があり、便秘薬にも含まれている成分です。そのためマグネシウムを摂ると、便秘が解消されて痔の改善につながります。

また、どくだみ茶に含まれるクエルシトリンには、便秘を解消したり血行を良くしたりする作用があります。そのためどくだみ茶を生活に取り入れると、いぼ痔や切れ痔などが解消しやすくなることが期待できます。

ただ、どくだみ茶には独特の風味があり、苦手な人も多いです。そのためどくだみ茶を初めて飲む人は、どくだみ茶を少量だけ購入して薄めに作ることをおすすめします。

よもぎ茶

よもぎは和製のハーブの女王と呼ばれるほど、さまざまな効能がある植物です。そのため乾燥させたよもぎの葉で淹れたよもぎ茶にも、多くの効能があるとされています。

実際によもぎ茶には、さまざまな栄養素や有効成分などが豊富に含まれています。その中でもクロロフィルやシネオールなどは、血行促進作用がある成分です。

血行が良くなると、その分だけ痔が改善しやすくなります。そのためよもぎ茶には、血行を改善して痔の解消につながる効果があるといえます。

また、よもぎ茶に含まれているビタミンやミネラルなどの栄養素は、体内のエネルギー産生を助けて体を温める働きもあります。実際によもぎは、昔から冷え性に効く薬草として利用されてきました。

体が温まると、血行が良くなります。その結果、痔の改善が期待できます。

よもぎは餅や和菓子などにも使われることが多い植物です。そのため、よもぎの香りに馴染みのある人が多く、苦手に感じる人も少ないようです。

なたまめ茶

なたまめはジャックと豆の木のモデルになった、大きな実をつけるマメ科の植物です。

なたまめの豆に含まれているサポニンやカナバニンなどの成分には、血行促進や免疫力向上などの作用があります。そのため日本では昔から、なたまめが薬として使われてきました。

血行が良くなると、その分だけいぼ痔や切れ痔などが改善しやすくなります。また免疫力が上がると、免疫力の低下によって起こる病気であるあな痔(痔瘻)を予防しやすくなります。

さらに、なたまめに含まれている有効成分には、血栓を解消したり炎症を押さえたりする働きもあります。血栓はいぼ痔の一種である外痔核の原因です。

また痔を発症していると、患部には炎症が起こります。炎症は痛みやかゆみなどを引き起こす現象です。そのため、なたまめの有効成分を抽出したなたまめ茶を飲むと、痔の予防・改善や、痔のつらい症状の緩和などが期待できます。

なたまめ茶は香ばしい豆の香りのする飲み物です。そのため、なたまめ茶は子供にも受け入れられやすい味です。ニオイの強いものなどが苦手な人は、なたまめ茶を試してみることをおすすめします。

さんぴん茶

さんぴん茶は沖縄で一般的に飲まれているお茶であり、ジャスミンティーの一種です。

一般的なジャスミンティーでは、ジャスミンの花と烏龍茶の葉をブレンドしたものから抽出されています。これに対してをさんぴん茶は、ジャスミンの花と緑茶から抽出されたお茶です。そのためさんぴん茶には、ジャスミンと緑茶の両方の効能をもつとされています。

緑茶は紅茶や烏龍茶などに比べて、痔のときに推奨される飲み物です。これは、緑茶は紅茶などよりもカフェインやタンニンなどの含有量が低いためです。

前述のようにカフェインやタンニンなどを摂りすぎると、血行不良や便秘などが起こりやすくなって痔の発症・悪化の原因となります。そのためカフェインやタンニンなどが少ない緑茶やほうじ茶などは、コーヒーなどよりも痔のときの水分補給に向いているといえます。

このとき前述のように、さんぴん茶は烏龍茶などではなく緑茶を使用しています。そのためさんぴん茶は、通常のジャスミンティーよりも痔への悪影響が少ないのです。

またさんぴん茶には、痔にいい成分も含まれています。

例えば緑茶に含まれるビタミンEには、血管を強くする働きがあります。ビタミンEは、ボラギノール内服薬にも配合されている成分です。このことからもビタミンEは、痔を改善する効果が高いことがわかります。

またジャスミンには、ベンデルアセテートという香り成分が含まれています。この成分にはリラックス効果や脂肪燃焼効果などがあることがわかっています。

前述のように肥満になると、痔が起こったり悪化したりしやすくなります。

また強いストレスがあると、血行が悪くなったり便秘や下痢などの排便異常が起こったりしやすくなります。そのためさんぴん茶に含まれるジャスミンの成分によってリラックスしたり脂肪が燃焼したりしやすくなると、痔の改善が期待できるのです。

前述のようにさんぴん茶はジャスミンティーの一種です。そのためジャスミンティーを飲む人には、さんぴん茶が美味しく感じられることが多いようです。

そば茶

日本では昔から、蕎麦(そば)が広く食されてきました。蕎麦は穀物であるソバの実を引いて粉砕し、麺状に加工した食べ物です。

このときソバの実の殻を除いて焙煎したものをお湯で淹れると、そば茶が出来上がります。そば茶にはさまざまな健康効果があることで知られており、痔にも効果があります。

例えばそばに含まれるルチンはビタミンPとも呼ばれ、毛細血管を強くしたり血液中の脂質を減らしたりする効果があります。

血管が強くなると、出血が起こりにくくなります。そのためルチンは、出血性の疾患の改善効果があるといわれています。したがってそば茶を継続して飲んでいると、出血を伴ういぼ痔の症状の軽減が期待できます。

またルチンによって血管が強くなると、血管の弾力性が向上して血液の流れが良くなります。さらに血液中の脂質が少なくなると、血液がサラサラになって流れやすくなります。そして前述のように、血液の流れが良くなると痔が改善しやすくなります。

さらに医療が発達する以前、ルチンを含む植物は炎症を抑えるための薬として使われていました。そのためそば茶を飲んでいると、痔の症状の軽減が期待できます。

そば茶は香ばしい香りが特徴的で、万人に受け入れられやすい飲料です。またそば茶は、ペットボトルなどでも販売されています。そのため痔の改善のために生活に取り入れやすい飲み物だといえます。

ただそばにアレルギーがある人は、そば茶でもアレルギー症状が起こります。そのためそばアレルギーの人は、そば茶を飲まないように気をつけましょう。

ローズヒップティー

ローズヒップとはバラ科の植物の実のことを指します。そのためローズヒップを加工して淹れるローズヒップティーには、バラに似た香りがある飲み物です。またフルーティーな酸味があり、苦味はほとんどありません。

さらにローズヒップにはさまざまな栄養素が含まれています。そのためローズヒップティーは、美容や健康などの維持効果が高いことによって特に女性に人気があります。

ローズヒップティーにはビタミンEやビタミンPなどが豊富に含まれています。前述のように、これらはどれも血行改善に効く成分です。そのためローズヒップティーを飲むと、血行が良くなって痔が改善しやすくなるといえます。

またローズヒップティーには、ティリロサイドというポリフェノールも含まれています。ティリロサイドには脂肪燃焼効果があることがわかっており、大手メーカーから販売されている機能性食品にも含まれています。

脂肪が燃焼されやすくなると、その分だけ肥満リスクが低下します。その結果、痔を予防・改善しやすくなります。

グレープフルーツジュース

血行を良くする効果のあるビタミンPは、柑橘類にも多く含まれています。そのため柑橘系のフルーツジュースには、血行改善効果が期待できるといえます。

ただオレンジやみかんなどは、甘みの強い果物です。そのためこれらを原料としたジュースは、肥満の原因となります。そのため痔を改善したいのであれば、これら柑橘系のジュースはおすすめできません。

一方でグレープフルーツは、オレンジやみかんなどに比べ甘みが少ない柑橘系の果物です。さらにグレープフルーツの香りには、食欲を抑制する働きがあります。そのためグレープフルーツジュースは他の柑橘系ジュースに比べて、肥満になりにくい飲み物です。

ただグレープフルーツにも糖類は含まれています。そのためダイエットに向いているグレープフルーツジュースであっても、過剰に飲んでしまうと肥満が起こりやすくなります。

したがって、グレープフルーツジュースを水代わりに飲まないようにすることが大切です。

ルイボスティー

ルイボスはハーブの一種であり、さまざまな薬効があることで知られています。そのためルイボスから抽出した飲み物であるルイボスティーは、世界中で健康飲料として人気があります。

ルイボスティーには、さまざまな種類のポリフェノールが多数含まれています。このようなポリフェノールの一つであるクリソエリオールには、血液の巡りを良くする働きがあります。そのためルイボスティーを常飲すると、血行が良くなって痔を改善しやすくなります。

またクリソエリオールには、抗炎症作用があることもわかっています。前述のように炎症が抑えられると、痔の症状が緩和しやすくなります。

さらにルイボスティーには、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。前述のようにマグネシウムには、便を柔らかくして便秘を改善する働きがあります。

そのため便秘気味な人は、ルイボスティーを飲むことによって便秘が改善されやすくなります。その結果、痔の悪化を防ぐことができます。

ルイボスティーは独特の風味と少しの苦味がある飲み物です。そのためハーブティーが苦手な人は、ルイボスティーが飲めないことが多いです。そのためこのような人は、なたまめ茶やそば茶などの飲みやすいお茶が無難といえます。

痔の改善効果を活かす飲み方

前述のように生活に根付いている飲み物の中には、痔に悪影響を及ぼすものがあります。痔を発症しているのであれば「痔に悪い飲み物」を飲むのを控えたり、痔にいい飲み物に置き換えたりすることが大切です。

また痔にいい影響を与える飲み物も、飲み方を工夫することによって効果をより実感しやすくなります。そのため痔に良い飲み物を生活に取り入れるのであれば、効果を活かす飲み方を知っておきましょう。

なお、どの飲料であっても、飲むことによって便秘や下痢などの不調が現れた場合は飲用を中止することが大切です。

温めて飲む

前述のように痔に良い飲み物の中には、多種のハーブティーなどが存在しています。基本的にお茶は、ホットとアイスの2通りの飲み方があります。このうちアイスティーは熱いお茶よりも飲みやすいため、水分補給に利用されやすいです。

ただ冷たいものをたくさん飲むと、体が内側から冷やされていきます。体が冷えると、全身の血行が悪くなります。そのため冷たい飲み物の常飲は、痔の悪化の原因となります。

一方で温かい飲み物を体内に入れると、体が内側から温まります。そうすると全身の血行が良くなり、痔が改善しやすくなります。そのため痔に良い飲み物は、温かい状態で飲むようにすることが大切です。

同じものばかり飲まない

「過ぎたるは及ばざるがごとし」ということわざがあるように、どのようなものであってもやりすぎはよくありません。

これは飲食物であっても同様です。「痔に良い飲み物」も、同じものを過剰に飲み続けると痔に悪い効果が現れやすくなります。

例えば痔に効く飲み物として有名などくだみ茶は、便秘を解消させる作用が強いです。そのためどくだみ茶を過剰に飲み続けると、おなかが緩くなって下痢が起こりやすくなります。

実際にどくだみ茶は、昔から長期連用してはいけないとされてきたお茶です。そのためどくだみ茶は、「1ヶ月間だけ飲み続ける」など期間を定めて飲むことが大切です。

またさんぴん茶には、少量ながらタンニンが含まれています。前述のようにタンニンには、下痢を止める作用があります。そのためさんぴん茶を過剰に飲むと、便秘が起こりやすくなります。

このように痔に良い飲み物であっても、大量に飲み続けるとかえって逆効果になりやすいです。そのため痔に良い飲み物を飲む際には、特定の種類を飲み続けずさまざまな種類のものを飲むことが大切です。

品質のいいものを選ぶ

前述のように、痔にいい飲み物の多くはお茶・ハーブティーです。お茶は葉や実などを加工して、お湯で抽出して飲みます。そのため葉や実などに付着しているものは、お湯に溶け出すことになります。

例えば原料となる植物を、農薬を使用して育てていたり環境の悪い場所で育ったりすると、葉などに有害物質が付着していることがあります。このような原料をお茶にすると、有害物質の溶け込んだお茶となります。

このとき有害物質は、目で見ることはできません。そのため悪質なお茶による健康被害を避けるためには、高品質のお茶を選ぶことが大切です。

例えば商品パッケージやホームページなどに「無農薬栽培」や「有機栽培」などと記載されている場合、高品質の商品である可能性が高いといえます。

一方で価格がかなり安いお茶は、「安いなりの品質」である可能性が非常に高いです。価格を安くするためには、品質を上げるための手間をかけられないためです。したがって特別な理由がなく価格が異常に安いお茶は、避けるのが無難といえます。

はちみつやオリゴ糖などを入れて飲む

前述した痔に効く飲み物の多くは、ハーブティーです。ハーブティーには独特の風味があり、飲み慣れない人には飲みづらいことが多いです。

特にハーブティーに何も加えずストレートで飲むと、ハーブの味をダイレクトに感じます。そのため普段ハーブティーを飲まない人は、飲みやすくする工夫をおすすめします。

例えばコーヒーが苦くて飲めない人であっても、砂糖やミルクなどを入れると飲めるようになることが多いです。これと同様にハーブティーに甘みをつけると、ストレートで飲むより飲みやすくなります。

このときハーブティーに甘みをつける際には、砂糖ではなくはちみつやオリゴ糖などを使用するようにしましょう。

前述のように砂糖を添加した飲み物は、肥満の原因となります。肥満は痔を悪化させる要因の一つです。そして砂糖には、糖以外の栄養素がほとんど含まれていません。

一方ではちみつやオリゴ糖などにも、甘みのもととなる糖が含まれています。そのため砂糖と同様にはちみつなども、摂りすぎると肥満の原因となります。

ただはちみつには、さまざまな栄養素が含まれています。またオリゴ糖には腸内環境を整える働きがあります。つまりこれらには、糖だけではなく痔の改善につながる成分も含まれているのです。

そのため痔に良い飲み物を飲むのであれば、砂糖ではなくはちみつやオリゴ糖などを使用することをおすすめします。

まとめ

現代では、水分補給のためにさまざまな種類の飲み物を飲むことができます。ただ普段何気なく飲んでいる飲み物の中には、痔に悪影響を及ぼすものがあります。

一方で中には、痔に効く飲み物もあります。そのため痔を発症しているのであれば、「痔に悪い飲み物」を「痔に良い飲み物」に置き換えることが推奨されます。

ただこのような飲料は薬ではないため、1度飲んだだけで痔が改善することはありません。痔を改善するためには、ある一定の期間「痔にいい飲み物」を飲み続ける必要があります。

そのため痔を発症している人は、これまでに述べたような情報を参考にして自分に合った飲み物を探しましょう。そうすることによって、痔のつらい症状から開放されやすくなります。


痔であると、トイレの中を血まみれにするだけでなく、座ったときに異常な痛みが起こる人も多いです。トイレのとき、その痛みから私もトイレに行くのが毎日怖いときがありました。

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痔の悩みは周りに相談しにくいです。だからこそ、医薬品を活用して本気で症状を治し、元気な日常生活を取り戻そうとする人は多いです。

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