痔には大きく分けて、いぼ痔(痔核)と切れ痔(裂肛)、あな痔(痔ろう)の3種類があります。

これらのうちあな痔は、温めることによって症状が悪化する痔です。そのためあな痔の症状が入浴によって悪くなることはあっても、改善することはありません。

一方でいぼ痔と切れ痔は、温めることによって症状が軽くなります。したがってこれらの痔ができている場合は、湯船に浸かって体をしっかり温めることが大切です。

では痔ができている場合、どのようにして入浴するのがベストなのでしょうか? また入浴する際に注意する点などはあるのでしょうか?

そこでここでは、痔ができているときの入浴の仕方と注意点について解説していきます。

痔ができているときの入浴方法

湯船に浸かることは、日本の文化の一つです。そのため日常的にお風呂に入る習慣がある人はかなり多いです。

このとき病気などをしていない健康体であれば、自分の好みの入浴法でお風呂に入ることでしょう。

例えば熱めのお湯に浸かるのが好きな人がいれば、ぬるめのお風呂が好きな人もいます。また好きな香りの入浴剤を入れて長時間入浴する人や、短時間で入浴を終える人もいます。

このときリラックス・リフレッシュすることが目的であるならば、このような「自分の好みの方法」で入浴するのが効果的です。

ただ痔の症状を改善したいのであれば、好みの入浴法を諦めなければいけないケースがあります。これは痔を改善するには、体の芯から温まる必要があるためです。

体を芯から温めるには?

いぼ痔と切れ痔の主な原因は、便秘や下痢などの排便異常血行不良です。

便秘になると、強くいきまないと排便できなくなります。強くいきむと、その分だけ肛門付近がうっ血を起こしやすくなります。そうすると肛門組織に血液が溜まって腫れ上がり、いぼ痔を形成します。

また便秘によって硬くなった便を無理やり排便すると、肛門が広がりきれずに切れやすくなります。このようにしてできるのが切れ痔(裂け痔)です。

一方で下痢になっていると、排便姿勢を取る機会が多くなります。このような姿勢は、肛門組織に血液が流れ込みやすいポーズです。そのため下痢によって排便回数が増えると、その分だけいぼ痔を生じやすくなります。

さらに下痢によって便の水分量が多くなっていると、便が肛門を勢いよく通過することになります。そうすると便によって肛門の皮膚部分が裂け、切れ痔が起こりやすくなります。

また血行不良になっていると、肛門組織に流れ込んだ血液が体内に戻りづらくなります。つまり、いぼ痔ができやすくなるということです。

そして血行不良が起こると、皮膚に十分な量の酸素・栄養が運ばれにくくなることによって皮膚の弾力性が低下します。そうすると小さな刺激でも皮膚が裂けやすくなり、切れ痔が起こりやすくなります。

このように便秘や下痢、血行不良はいぼ痔と切れ痔を発症・悪化させやすくします。そのためこれらの痔を改善したいのであれば、便秘と下痢、血行不良を改善する必要があります。

このとき痔の原因となる症状はどれも、体を温めることによって改善しやすくなります。

体を温めると、体の表面に近い血管が拡張しやすくなります。そうすると全身の血液が滞りなく流れやすくなるため、血行が改善されやすくなります。

また腹部が冷えると、胃腸の動きが低下しやすくなります。

例えば「おなかを冷やすと、下痢が起こりやすい」ということは多くの人が知っている事実です。また慢性的におなかが冷えていると、腸が動きにくくなって頑固な便秘が起こりやすくなります。そのため腹部が温まると、下痢や便秘などの排便異常が起こりにくくなります。

このように体を温めることには、いぼ痔と切れ痔の原因を改善する効果があります。そしてお風呂は、体を温める伝統的な手段の一つです。そのため湯船に浸かると、いぼ痔や切れ痔などが改善されやすくなるのです。

このとき「お湯の温度が高いほど体が温まる」と思っている人は多いです。そのためこのような人のほとんどは、42℃以上の高温のお湯に浸かる習慣があります。

ただ熱いお湯に浸かると、血液が流れ込みやすい部分が先に温まります。脳には大量の血液が常に流れ込んでいます。そのため熱いお湯に浸かると、脳が先に温まりやすくなります。

脳が過剰に温まると、めまいや吐き気などがのぼせ症状が出ます。つまり熱いお湯に浸かるとのぼせやすいということです。そのため熱いお風呂に入る際は、入浴時間が短くなりがちです。

このとき熱いお湯に浸かると、浸かった時間が短くても体の表面が赤く熱くなります。またのぼせると、顔がほてります。そのため熱いお湯に浸かると、短時間で体が温まった気分になりやすいです。

しかしながら実際には、入浴時間が短いと体の表面しか温まりません。そのため熱いお湯に浸かると、体の芯が温まらないため痔の改善効果が得られにくくなるのです。したがって痔を改善するためには、温めのお湯に長く浸かるようにすることが大切です。

具体的にいうと、38~40℃のお湯に15~20分浸かることが好ましいです。そうすることによって体が芯から温まり、痔の症状が改善しやすくなります。

体が心から温まるとあな痔の予防につながる

あな痔(痔ろう)とはおしりの内部に便が入り込み、便に含まれる細菌が組織で繁殖することによって発症する病気です。

通常おしり内部に侵入した細菌は、免疫によって排除されます。

ただこのとき免疫力が低下していると、細菌を排除しきれないことがあります。そうなると細菌の繁殖が止められずに、最終的にはあな痔を発症することにつながります。このことからあな痔発症の原因の一つは、免疫力の低下だということがわかります。

このような中、体温が1℃低下すると免疫細胞の働きが30%ほど低下するとされています。一方で体温が1℃上がると、免疫力が5~6倍になります。そのため体を温めることは、あな痔を予防する効果があるのです。

前述のように体を芯から温めるためには、ぬるめのお湯に15分以上浸かることが大切です。そしてこのような入浴法は、副交感神経を刺激することがわかっています。

副交感神経とは自律神経の一種であり、体をリラックスした状態に導く神経系です。

副交感神経が優位になると免疫細胞の働きが良くなることがわかっています。このようなことからもあな痔を防ぎたいのであれば、ぬるめのお湯にしっかり浸かることが大切です。

なお、すでにあな痔を発症している場合は、入浴によって症状が悪化する危険性があります。またあな痔は自然に治癒する病気ではありません。そのためあな痔を発症しているのであれば、入浴をシャワーで済ませるようにしてなるべく早く病院での治療を受けるようにしましょう。

痔ができているときの肛門の洗い方

便には人体に害のある細菌が多数含まれています。そのため肛門に便が残ったままになっていると、肛門が有害な細菌の影響を受けやすくなります。

肛門が細菌によってダメージを負うと、炎症が起こります。炎症は体を守るための免疫反応の一つです。ただ炎症には、痛みやかゆみなどのつらい症状が伴います。そのため肛門に便が残っていると、肛門に痛み・かゆみが起こります。

このとき痔を発症しているときにも、患部に炎症が起こっています。そのため痔を発症している状態で肛門を不潔にしていると、痔による痛みやかゆみなどの症状が重くなります。したがって痔を発症したら、肛門を清潔に保つことが大切です。

このとき「洗う=せっけん・ボディソープを使う」と思い込んでいる人は多いです。確かにせっけんには、細菌などを殺す成分が含まれています。そのためせっけんを使用すると、肛門の細菌を効率よく殺すことができます。

ただ手が食器用洗剤などで荒れるように、せっけんに含まれている洗浄成分は肌を荒れさせる原因になります。

そのためせっけんを使用して肛門をゴシゴシ洗うと、肛門の皮膚が荒れて痔の症状が悪化しやすくなります。

また切れ痔を生じている場合、傷口にせっけんがしみて強い痛みを生じます。

傷口にしみているということは、傷口の細胞が傷ついているということを意味します。細胞が傷つくと、その分だけ傷の治りが悪くなります。このようなことから痔が起こっている場合には、せっけんなどを使わずにお湯のみで肛門を洗うようにすることが大切です。

お湯のみで肛門を洗うことに抵抗がある場合は、せっけんやボディソープをしっかり泡立て、泡を肛門に当てるようにして洗うようにしましょう。

そうすることで肛門の皮膚に負担をかけずに、せっけんの洗浄効果を活かすことができます。

痛くて椅子に座れないときは?

多くの場合、痔には痛みを伴います。このような痛みは、座ったときに悪化しやすいです。そのため痔を発症している人の中には、「痛くて座れない」という人が多いです。

このとき浴室以外では、ドーナツクッション(円座)などを利用することによって座る際の痛みを軽減することができます。ただ浴室で布製のドーナツクッションを使うことは現実的ではありません。

またドーナツクッションの中には、防水加工が施されているタイプのものもあります。ただあまり一般的ではないため、手に入りにくいのが現実です。そのため痔の痛みで困っている人は、浴室の椅子に座るのが苦痛となっていることでしょう。

このような中、介護用の風呂椅子の中には、介護者が洗いやすいように肛門部分に椅子が当たらないタイプのものがあります。

このような椅子を使用すると、入浴時の痔の痛みを軽減しやすくなります。そのため痔の痛みで座れないと悩んでいる人は、このような椅子の導入を検討してみましょう。

またこのような椅子が手に入らない環境では、椅子にタオルを敷くことをおすすめします。そうすることでタオルがクッションの役割を果たし、痔が椅子に触れずに痛みが起こりにくくなります。

痔の症状を軽減させる入浴法

痔には痛みやかゆみ、出血などのつらい症状を伴います。痔が悪化してくると、日常生活が送れないほどの痛みが出ることもあります。そのため痔を発症している人の多くは、痔の症状をなんとかしたいと思っていることでしょう。

前述のように入浴には、いぼ痔や切れ痔などを改善させる効果があります。そのため毎日湯船に浸かる習慣をつけると、これらの痔の症状は緩和していくことが期待できます。

そして入浴時に少しの工夫をすることによって、入浴後の痔の症状をより軽くすることができます。そのため痔の症状で困っているのであれば、ただ湯船に浸かるのではなく、痔が良くなる工夫を実践してみましょう。

このとき「痔の症状を改善するのに効果的な入浴法」は、痔のタイプや痔の原因などによって人それぞれ異なります。そのためまずは、自分の痔のタイプや痔の原因などを認識することが大切です。

いぼ痔を生じている場合

いぼ痔には内痔核と外痔核の2種類があります。

内痔核は肛門の内側の組織が腫れ上がることによって発症します。そのため基本的には、内痔核は肛門の中に存在しています。

ただ内痔核が進行してくると、いぼ痔が大きくなって肛門から脱出するようになります。このような症状を脱肛(だっこう)といいます。

内痔核を生じる組織には痛覚がありません。そのため内痔核を発症した段階では、痛みが起こることはありません。

ただ内痔核が脱肛するようになると、痛覚のある肛門付近に触れるようになります。そのため脱肛が起こるようになると、内痔核に痛みを伴うようになっていきます。

このような痛みは、脱肛した内痔核を肛門内に押し込むことによって緩和します。そのため内痔核が脱肛したら、なるべく肛門内に戻すことが大切です。

ただ肛門には、「排便時以外には締まる」という性質があります。そのため脱肛した内痔核を押し込もうとしても、なかなかうまくいかないことがあります。

このような中、入浴中は血行が良くなることによって肛門が柔らかくなっています。そのため入浴中は、脱肛した内痔核を肛門内に戻す絶好のチャンスです。したがって内痔核を生じている場合は、入浴中に肛門内へ押し込むようにしましょう。

しかしながらこのとき、誤って外痔核を肛門内に押し込んでしまうと激しい痛みが起こるので注意が必要です。

外痔核は肛門の外側にできる痔です。そのため外痔核を肛門内に押し込んでも、痛みがなくなることはありません。

また外痔核を生じる組織には痛覚があります。そのため外痔核には痛覚があり、触ると痛みが起こります。したがって外痔核を誤って肛門内に押し込んでしまうと、外痔核が肛門に締め付けられて激しい痛みが起こります。

このことから肛門付近にいぼ痔を生じている場合は、「自分の痔は内痔核と外痔核のうちどちらなのか」を見極めてから肛門内に押し込むことが大切です。

前述のように、内痔核そのものには痛覚がありません。そのため肛門のいぼを触って痛みを感じないようであれば、肛門内に押し込みましょう。一方でいぼを触ってビリっとした痛みが起こるようであれば、肛門内に押し込まないようにするのが懸命です。

マッサージを行う

入浴中は体が温まっているため、マッサージの効果が現れやすいです。そのため入浴中には、痔を改善するマッサージを行ってみることをおすすめします。

痔を改善するマッサージには大きく分けて、腹部のマッサージと肛門のマッサージ、下半身のマッサージがあります。それぞれ特徴ややり方が異なるので、以下を参照して自分の症状に適したマッサージを行うようにしましょう。

・腹部のマッサージ

前述のように便秘は、いぼ痔や切れ痔などの大きな原因の一つです。そのためこれらの痔を改善するためには、便秘を解消する必要があります。

腹部のマッサージは、このような便秘を解消するマッサージです。

口から摂取した食物は胃や小腸、大腸を通過し、便として肛門から排出されます。これらのうち大腸には、食物に含まれる水分を吸収する役割があります。

そのため大腸に「食べ物の残りカス=便」が長時間滞留していると、便の水分量が低下して固くなります。つまり便秘が起こるということです。そのため普段から便秘気味の人は、腹部のマッサージをして便が大腸に滞留しないように注意しましょう。

大腸は右の脇腹の下の方から始まり、ちょうど時計回りの方向に続いています。そのため便秘を改善するためには、腹部を時計回りにマッサージすると効果的です。

腹部のマッサージを行う際には、おなかの中の便を動かすようなイメージで強めの力で行うことが大切です。そうすることで腸が動きやすくなり、便秘が改善されやすくなります。

・肛門のマッサージ

前述のように肛門には、排便時以外にはきつく締まるという働きがあります。このような機能は、便漏れを防ぐという大切な役割があります。

ただ肛門が締まる力が強すぎると、排便時に肛門が広がりきれずに裂けやすくなります。そのため肛門の締まりが強い人は、肛門をほぐしてあげることで痔を予防・改善しやすくなります。

特に男性や切れ痔を繰り返している人などは、肛門の締まる力が強くなりやすいです。そのためこのような人は、肛門のマッサージをおすすめします。

肛門マッサージは、肛門に2本の指を入れて行います。このとき両手の人差し指を差し込むと、爪で肛門が傷つくリスクを減らすことができます。

また肛門に力が入っている状態で指を差し込むと、肛門が傷つきやすくなります。そのため肛門マッサージを行う際には、意識して肛門の力を抜くことが大切です。

肛門内に指を差し込んだら、肛門を指でほぐすようにして少しずつ押し広げていきます。そうすることによって肛門の締まりすぎが改善されて、切れ痔の悪化を防ぎやすくなります。

肛門内に指を入れることに抵抗がある人は、肛門を上下左右から引っ張ったり押したりするようにしましょう。

・下半身マッサージ

人間は立って活動する生き物です。そのため人の体は、下半身に血液が溜まりやすいです。

下半身の血液が上半身に戻れないと、血管の中で血液が渋滞を起こした状態になります。そうするとやがて上半身の血行も悪くなり、全身の血行不良へとつながります。そのため痔を改善するためには、下半身の血流を良くすることが大切です。

このとき下半身に血液が溜まっている人には、むくみがみられます。これは上半身に戻りきれなかった血液の液体成分が、組織に染み出して溜まっていくためです。このことから下半身にむくみが起こりやすい人は、積極的に下半身のマッサージをするべきだといえます。

下半身のマッサージを自分で行う際には、握りこぶしを利用すると便利です。握りこぶしを足首から膝、太ももの付け根まで何度かスライドさせて、足に溜まった水分を上へ戻してあげます。

このとき足の裏面を重点的に行うようにしましょう。そうすることで下半身のむくみが取れ、全身の血流が改善されやすくなります。

お風呂がしみるときはどうしたらいい?

多くの人が知っているように、水は傷口にしみます。そのため肛門の裂け傷である切れ痔にも、水がしみます。

このようにして生じる痛みは、鋭く耐え難いものです。また痛みが起こるとその分だけ炎症が悪化して、痔そのものも悪化しやすくなります。そのためお風呂が痔にしみると感じたときは、しみないような対処をするのが好ましいです。

そして切れ痔にお湯がしみないようにすることは、日常的な工夫で簡単にできます。そのためお風呂が切れ痔にしみる人は、以下のような工夫を行ってみるようにしましょう。

お湯に塩を入れる

日本に昔から伝わることわざの中には、「傷口に塩を塗る」というものがあります。

これは傷口に塩を塗ると悶絶するほどの痛みが起こることから、悪い出来事にさらに災難が起こるということを意味します。このようなことわざもあることから、お湯に塩を入れると痔にしみそうだと思う人はかなり多いです。

ただ実際には、浴槽1つにつき1~1.5kgの塩を溶かしたお風呂のお湯は、水道水そのままのお湯よりも傷口に優しいです。これはこの量の塩を入れると、体液と近い浸透圧のお湯になるためです。

例えば市販の医薬品には、鼻の内部を洗うための商品があります。

プールなどの水が鼻に入ると痛みを感じるのと同様に、水道水で鼻の内部を洗うとひどい痛みが起こります。一方で鼻の内部を洗える薬を使用すると、痛みを感じずに鼻の内部を洗うことができます。

このときこの薬剤には、「痛みを感じさせないための特別な成分」が含まれているわけではありません。薬剤の主成分は水と塩です。つまりこの商品は、水と塩のみで人体にしみない薬となっているのです。

これと同様に水道水に適量の塩を入れると、人体にしみない水を作ることができます。そのため適量の塩を溶かしたお湯に浸かるようにすると、お湯が切れ痔にしみなくなります。

お湯に塩を入れる際には、お湯1Lあたり9gを目安に入れるようにしましょう。そうすることで前述の医薬品のような「しみないお湯」を作ることができます。

入浴剤を入れる

前述のように切れ痔にお風呂のお湯がしみないようにするためには、1~1.5kgの塩を溶かしたお湯に浸かるのがもっとも効果的です。

ただ塩には、金属を錆びさせる作用があります。そのため金属製の部品がある浴槽では、大量の塩を入れての入浴が難しいケースがあります。

このような場合は、市販の入浴剤を入れてお風呂に入るようにしましょう。このとき入浴剤は、保湿系のものを選ぶと切れ痔にしみにくいお湯になりやすいです。

一方でゆずやオレンジなどの柑橘類の入浴剤には、傷口にしみる成分が含まれている可能性が高いです。これは柑橘類の皮に、傷口に刺激となる成分が含まれているためです。そのため切れ痔を生じしている場合は、柑橘類の入浴剤は避けるようにしましょう。

痔に油を塗る

多くの人が知っているように、油は水を弾きます。そのため痔を油で覆うと、お風呂のお湯がしみなくなります。また油は傷口にしみることはないため、油を切れ痔に塗っても痛みが起こることはありません。

このときサラダ油のようなサラサラとした油を塗ると、痔が覆いきれずにお湯がしみやすくなります。そのため切れ痔にお湯がしみる場合には、軟膏などの硬めの油を患部にたっぷり塗ることが大切です。

痔に塗れる軟膏には、ボラギノールやプリザなどの痔の薬だけではなく、白色ワセリンやオロナインなどもあります。

特に白色ワセリンは、脱肛した内痔核を押し込むときの摩擦を減らすためにも使用できます。そのため痔を発症している人は、白色ワセリンを自宅に常備しておくといいでしょう。

まとめ

湯船に浸かることには、痔の症状を改善させるさまざまな効果があります。また入浴の際に少しの工夫をすることによって、痔の症状がより改善しやすくなります。

ただ発症している痔の種類によっては、入浴することによって痔の症状が悪化することがあります。また自分の痔のタイプを見誤ると、痔の症状が軽くなるどころかかえって悪化することにつながります。

そのため入浴で痔の症状を軽くしたいのであれば、まずは自分の痔のタイプとその原因を見極めることが大切です。その上で、自分に適した入浴法を実践するようにしましょう。

そうすることによって痔の症状が軽減するだけではなく痔そのものが改善されていき、痔の症状で苦しむ毎日から開放されることにつながります。


痔であると、トイレの中を血まみれにするだけでなく、座ったときに異常な痛みが起こる人も多いです。トイレのとき、その痛みから私もトイレに行くのが毎日怖いときがありました。

そうしたとき、本気でいぼ痔や切れ痔を治したい方におすすめなのがピーチラックという商品です。ピーチラック(乙字湯)は痔に効く漢方薬であり、医薬品なので痔に効果があると既に分かっています。

ピーチラックは便秘にも効果があり、便を柔らかくしながら痔に対しても改善作用があります。漢方薬なので、一日で劇的な効果を期待することはできません。ただ、一ヵ月以上にわたって服用することで徐々に痔の症状が改善されていきます。

痔の悩みは周りに相談しにくいです。だからこそ、医薬品を活用して本気で症状を治し、元気な日常生活を取り戻そうとする人は多いです。

なお、ピーチラックは楽天やAmazonなどで取り扱いがなく、公式サイトのみ購入できるようになっています。いぼ痔や切れ痔の場合、ピーチラックが効果を発揮します。