トイレで排尿を済ませた際、便器の中が赤くなっていたら多くの人が焦るでしょう。排尿後にトイレが赤いということは、血尿である可能性が高いためです。

血尿が出た場合、さまざまな病気である可能性が考えられます。そのため血尿が出たら、病院で検査して原因を特定する必要があります。

ただ血尿だと思った症状の中には、痔による出血であるものがあります。

痔は生活習慣の見直しによって治る病気です。そのため血尿に見えた症状の原因が痔である場合、自分で対処する必要があるものの、急いで病院に行く必要はありません。

では、なぜ痔によって血尿のような症状が出るのでしょうか? また痔による出血と血尿の違いとは、どのようなものなのでしょうか?

そこでここでは、痔と血尿の関係性について解説し、痔による出血と血尿の見分け方について述べていきます。

痔で血尿は出るのか?

「血尿を生じた」と感じるタイミングは、大きく分けて2つあります。1つ目は、健康診断や病院での尿検査で「尿に血液が混ざっていること」が発覚するケースです。

このような検査では、尿に血液の成分が含まれているかどうかを調べます。そのため尿検査で血液反応の陽性が出たら、確実に尿の中に血液が含まれていることになります。

2つ目は、肉眼で尿に血液が混ざっていることを確認したときです。基本的に尿は、黄やオレンジ、茶色を呈しています。そのため尿が赤くなっていた場合、尿に血液が混ざっていることになります。

血尿は腎臓や膀胱などの「排尿に関わる臓器」に異常が起こったときに生じます。ただこのとき、尿に関わりのない組織の病気であっても、血尿のような症状が起こることがあります。それが痔です。

痔と血尿の関係性

痔は肛門に起こる病気です。痔には大きく分けていぼ痔(痔核)や切れ痔(裂肛)、あな痔(痔瘻)の3種類があります。これらのうちいぼ痔や切れ痔などでは、出血が起こることがあります。

このとき切れ痔による出血は、主に排便の際に起こります。そのため切れ痔による出血では、血便となることがほとんどです。

また基本的に切れ痔には鋭い痛みを伴い、出血量もトイレットペーパーに付着する程度であることが多いです。そのため切れ痔によって出血が起こった場合、切れ痔が原因であると判断しやすいです。

これに対していぼ痔は、肛門組織に血液が溜まることによって起こる病気です。そのためいぼ痔から出血が起こると、トイレの中が真っ赤に染まるほどの出血量となりやすいです。

また肛門内側にできるいぼ痔である内痔核には、痛覚がありません。このとき内痔核が進行すると、肛門から脱出が起こって痛覚のある肛門外側に触れるようになります。そうすると、内痔核であっても痛みを感じるようになります。

ただ肛門から脱出する前段階の内痔核では、痛みを感じません。そしてこの進行度の内痔核は、もっとも出血が起こりやすいです。そのため内痔核から出血が起こると痛みなどの自覚症状がないため、痔が原因であると自覚しにくいです。

このとき、男性でも排便時姿勢であれば、痔からの出血が尿に混ざると血尿のように見えることがあります。女性に限らず座って排尿すると、自分の尿を見るタイミングが排尿後となる場合があるのです。

そうすると、血液が肛門から落ちたのか尿道から出たのかが判断できません。このようなことから血尿だと思った症状の中には、いぼ痔からの出血である場合あるのです。

また女性の場合、生理中に尿検査を受けて再検査となった経験があることかと思います。これは生理による経血が尿に混ざり、陽性反応が出るためです。

これと同様に女性が痔で出血した場合、血液が体を伝って尿に混ざることがあります。そのため女性に痔が起こっていると、尿検査で陽性が出ることがあります。

実際に血尿だと思って病院に行っても、血尿ではなく痔による出血であるケースは珍しくありません。このことからも「血尿だ」と思った症状の原因は、痔であることが多いといえます。

血尿が出る原因は?

前述のように尿自体に血液が混ざるのは、排尿に関わる組織から出血が起こっているためです。具体的には腎臓や膀胱、尿道などに異常が出ていることが考えられます。

特に目で見て「血が混ざっている」と判断できるような血尿(肉眼的血尿)では、膀胱がんや腎がんなどを発症している可能性があります。そのため肛門から血液が出ていないにもかかわらず尿が赤く染まった場合は、速やかに病院へ行くべきです。

また尿検査で血尿が発覚した場合(顕微鏡的血尿)では、がんや膀胱炎、尿路結石などの可能性があります。

膀胱炎は男性よりも女性の方が多い病気です。特に閉経後の女性は、尿道の隣にある膣の細菌バランスが変化しています。これによって膀胱炎を起こしやすい状態となっています。

膀胱炎には頻尿や排尿痛、残尿感などの症状を伴います。また中には、熱がでることもあります。そのためこれらの症状が出ていたら、膀胱炎を発症していることが考えられます。

一方で尿路結石は、女性よりも男性に起こりやすい病気です。特に20~40代の男性に起こりやすく、食事の内容が原因となることが多いです。

尿路結石には激しい痛みが伴うと思われがちですが、中には無症状のケースもあります。そのため食事内容が偏っている男性に血尿が起こった場合、尿路結石を疑うことが大切です。

いずれにしても血尿が起こるということは、病院に行くべき病気を発症しているということになります。したがって尿が赤い理由が血尿であるならば、早めに専門医による受診が必要となります。

痔による出血と血尿の見分け方

前述のように、尿に血が混ざったように見えるのは、血尿だけではなく痔であるケースもあります。

そして血尿だと勘違いしやすい痔は、進行度が低い内痔核です。そのため生活習慣を改めることによって、自然に治癒する可能性が非常に高いです。

出血箇所を確かめる

痔は肛門にできる病気であるため、痔から出血が起こった場合は肛門から血が排出されます。そのためトイレで「血尿かもしれない」と思った場合、肛門にトイレットペーパーなどを当てて出血を確認することで出血した場所を特定することができます。

また男性であれば、痔による出血によって尿検査で陽性が出ることはありません。男性は男性器の構造によって、尿だけを採集することが可能であるためです。

これに対して女性は、痔による出血で尿検査の陽性が出ることがあります。

そして尿検査で血尿が疑われた場合、出血箇所を特定することができません。陽性反応が起こったときには、肛門からの出血が止まっていることがあるためです。そのため尿検査で血尿が疑われた場合は、再び尿検査を受けることになります。

ただ尿の再検査の際に再び痔からの出血が混ざってしまうと、誤った診断が下されてしまうことになりかねません。そのため女性が痔による出血で陽性を出さないようにするためには、採尿方法を工夫する必要があります。

具体的にはまず、肛門や陰部などをきれいに洗い流します。特に痔からの出血が陰毛に付着していた場合、尿検査で陽性の血液反応が出ます。そのため尿検査の前には、陰部をしっかり洗い流すようにします。

その上で、おしりにガーゼなどの布を挟んだ状態で採尿します。

そうすることで、肛門からの血液が尿に混ざりにくくなります。手頃な布がない場合は、生理用ナプキンで代用することもできます。

自分で尿に血が含まれているかを確認する方法

尿に血液成分が混ざっていることを確認するものの中には、ウリエースなどの尿の試験紙があります。このときウリエースにはいくつかのタイプがあり、血液成分を検出できるウリエースKcは薬局のみでの取扱となります。

薬局とは処方箋薬を取り扱っているところを指します。そのため市販薬を販売しているドラッグストアに行っても、ウリエースKcを購入することはできません。

また薬局であっても、ウリエースKcを置いていない所も多いです。そのため場合によっては、取り寄せてもらった上で購入することとなります。

ただ基本的に医療用医薬品は、医師の処方箋がなければ手に入りません。そのため血尿を調べられる試験紙が欲しい場合は、まず病院を受信する必要があることを覚えておきましょう。

尿に血が混じったときの対処法

どのような原因であっても、トイレの中に血液が落ちているということは出血が起こっています。そして出血が起こるということは、体のどこかに傷ができていることを意味します。

このとき手足にできた傷であっても、患部を不潔にしていたり何度も傷口に触れたりしていると、傷が悪化します。これと同様にトイレでの出血原因が痔であった場合でも、適切な対処をせず放っておくと症状が悪化しやすくなります。

また前述のように原因が血尿であった場合は、病院に行くべきです。そのため尿が赤くなった出血原因がどのような場合であっても、放置するべきではありません。

痔である場合は生活習慣を見直す

尿が赤くなった原因が痔であるのならば、痔を治す必要があります。

前述のように血尿と勘違いされる痔は、内痔核の初期である可能性が高いです。この時期の内痔核では痛みが起こらないため、病気を治さなければならないという自覚が生まれにくいです。

ただ痔は、悪い生活習慣によって起こる病気です。つまり内痔核を生じているということは、悪い生活習慣が身についているということを意味します。

このような生活を続ければ、内痔核が悪化して痛みが起こるようになります。また外痔核や切れ痔などを併発することもあります。これらはどれも、強い痛みを伴う痔です。

そして痔が起こりやすい生活を送っていると、痔の王様といわれるあな痔(痔瘻)を発症することもあります。あな痔はおしりの内部に穴が開く病気であり、手術しなければ治りません。

このようなことから痔から出血が起こったのであれば、早めに生活を正して痔の悪化や併発などを防ぐことが大切です。

具体的にいうと、便秘や下痢などは痔の大敵です。そのためこれらが起こらないように、暴飲暴食を避けてバランスの良い食生活を心がける必要があります。

またストレスや寝不足、体の冷えなどは血流を悪化させたり免疫力を低下させたりします。その結果、痔の悪化や併発などにつながります。そのため毎日十分な休息を取ってストレスを溜めないようにしたり、薄着を避けたりすることが大切です。

さらに座りっぱなしや立ちっぱなしなどの姿勢は、肛門付近の血流を悪化させます。肛門組織の血行不良は、すべての種類の痔を発症・悪化させます。そのため痔の改善しには、こまめに動くことが必要となります。

まとめ

血尿は、病院に行くべき症状です。血尿が起こるということは、腎臓や膀胱などに異変が起こっているためです。中には、がんを発症しているケースもあります。

ただ「血尿が出た」といって慌てて病院に行った人の中には、痔による出血が尿に混ざっていたケースもかなり多いです。特に女性は、肛門からの出血が尿に混ざりやすいです。そのため女性が尿検査する際には、採尿方法を工夫する必要があります。

このとき尿に血液が混ざった理由が痔であった場合でも、症状を放置してはいけません。痔を発症したということは、「痔になりやすい生活習慣」が身についていることを意味するためです。

そのため「尿が赤い原因が痔である」ことが判明したら、生活を見直して痔対策を実践しましょう。そうすることで痔による出血が改善されて、血尿に見える症状もなくなります。


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