産後のつらさの中でもっともクローズアップされるのは、睡眠不足です。

実際に、生まれたばかりの赤ちゃんには朝と夜の区別がありません。またこの時期の赤ちゃんは、一度に飲むことができる母乳・ミルクの量が少ないです。そのため生まれてから数カ月は、2~3時間おきに母乳・ミルクを与える必要があります。

ただ、育児でやらなければならないことは母乳・ミルクをあげることだけではありません。おむつを替えたり赤ちゃんをお風呂に入れたりする必要もあります。

それに加えて周囲に頼れる人がいないと、産後すぐであっても家事をやらなければならなくなります。そのため月齢の低い赤ちゃんをもつ母親は、まとまった睡眠を取れない日々が続きやすいです。

しかしながら、産後に生じるつらい症状は睡眠不足だけではありません。産後は痔が発症しやすく、治りにくい環境にあるのです。

産後の睡眠不足に痔の症状が加わると、育児がつらく困難なもの感じやすくなります。

そうすると、産後うつを発症したり望まない虐待をしてしまったりなどの悲劇を生み出すことにつながってしまいます。そのため出産後には、余計なストレスを溜めないように痔対策をする必要があります。

では、なぜ産後の痔は治りづらいのでしょうか? また、産後に痔を発症したらどのように対処すれば良いのでしょうか?

そこで、ここでは産後の痔が治らない理由と産後の痔の治し方について解説していきます。

産後の痔が治らないのはなぜ?

女性はもともと、便秘になりやすい性質をもっています。これは女性の体が男性に比べて筋肉が少なく、便を排出する力が弱いためだといわれています。

また生理前や妊娠中などの女性の体内では、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンが多く分泌されています。これらはどれも、妊娠を正常に進めるための働きがあります。

ただプロゲステロンの作用には、腸の働きを弱めるという側面もあります。そのため生理前や妊娠中などには、特に便秘になりやすいです。

ただ、便秘は痔の大きな原因の1つです。便秘になると便が固くなるため、肛門が広がりきれずに裂けやすくなります。そのため便秘を生じると、切れ痔を発症しやすくなります。

また便が固くなると、強くいきまなければ排便できなくなります。そうすると、その分だけ肛門部分がうっ血を起こしやすくなります。そのため便秘になると、うっ血を起こした部分が腫れ上がっていぼ痔を形成しやすくなります。

産後には出産前の痔を持ち越しやすい

妊娠中に大きくなったおなかは、周囲の組織を圧迫します。そうすると、血管や腸などが圧力を受けて血行不良や便秘などが起こりやすくなります。

血液の流れが悪くなると、肛門がうっ血を起こしやすくなります。また、便秘はいぼ痔や切れ痔などの大きな原因の1つです。そのため、妊娠中にはいぼ痔や切れ痔などを発症している人が多いです。

妊娠中に生じた痔は、経膣分娩によって悪化します。

経膣分娩では、出産時に強くいきむことになります。そのため経膣分娩すると、いぼ痔が悪化して大きくなったり数が増えたりしやすくなります。

また妊娠前に健康であった人でも、出産中にいぼ痔を発症する人は多いです。そのため産後には、妊娠中や出産時などに起こったいぼ痔をそのまま抱えている人が多いのです。

そして産後に持ち越した痔は、なかなか治りません。これは、育児中の母親には便秘が起こりやすいためです。

母乳育児は母体の便秘を引き起こす

現代の日本では、乳児を母乳で育てることが推奨されています。

実際に、母乳は赤ちゃんにとって最良の栄養源です。また母乳には母親のもつ免疫物質が含まれています。そのため母乳育児をすると、乳児の免疫力が向上して体が強くなるといわれています。

このとき、母乳の主成分は水です。そのため赤ちゃんに母乳を与えると、その分だけ母親の体内の水分が減少します。

ただ水分は、人体が生きていく上で欠かせない成分です。そのため体内の水分が足りなくなると、水分の排出量が少なくなります。つまり、尿の量や便の水分量などが減りやすくなるのです。

便の水分量が減少すると、便が固くなって便秘を起こしやすくなります。そのため母乳育児をしている母親は、そうでない人に比べて便秘を起こしやすいです。

育児中は便意を我慢しがちになる

生まれたばかりの赤ちゃんは、泣くことしかできません。また赤ちゃんは、母親の手が空いている時に泣くわけではありません。そのため産後には、赤ちゃん中心の生活となります。

このような生活では、自分のタイミングで物事を進めることができなくなります。例えば料理や掃除などの家事をしているときでも、赤ちゃんが泣いたら中断しなければならなくなるのです。

これと同様に母親がトイレに行きたいと思っても、赤ちゃんに何らかの要求やシグナルなどがあれば行くことはできません。特に時間のかかりやすい排便は、子供が寝たタイミングではないと済ませられないという人が多いです。

そして赤ちゃんの中には、抱っこしていないと寝なかったり泣き止まなかったりするタイプの子もいます。そのためこのような子のお母さんは、赤ちゃんのお世話のために便意を我慢してしまう機会が特に多くなります。

ただ便意を我慢する機会が増えると、その分だけ便秘が起こりやすくなります。

便意は、直腸の中に便が送り込まれる刺激によって起こります。そのため便意を我慢して直腸の中に便がある状態が続くと、腸の感覚が鈍って便意を感じにくくなります。

便意を感じなくなると、その分だけ便が腸内に溜まりやすくなります。そのため便意を我慢しがちな産後には、知らず知らずのうちに便秘になっていることが多いのです。

産後は疲労とストレスが溜まりやすい

冒頭で述べたように、産後から数ヶ月はまともに寝られない日々が続きます。そのため産後には、睡眠不足による疲労が溜まりやすいです。

このような状態になると、脳の機能が低下してさまざまな不調が現れやすくなります。

例えば腸の働きや血液の流れなどは、自律神経によってコントロールされています。自律神経の司令塔は、脳内の視床下部という部分です。そのため睡眠不足や疲労などが溜まって脳が疲れると、腸の機能が低下したり血流が悪くなったりしやすくなります。

腸の機能が低下すると、その分だけ便秘などの排便異常が起こりやすくなります。また血行が悪くなると、肛門がうっ血を起こしやすくなります。このことから、睡眠不足や疲労などがあると痔を発症しやすくなることが分かります。

また視床下部は、ストレスを感知する働きも担っています。そのため強いストレスがあると、視床下部が混乱して自律神経の機能が低下しやすくなります。

そして産後は、睡眠不足や疲労だけではなく、ストレスも抱えやすい時期です。

産後に赤ちゃん中心の生活になると、自分のしたいことが思うようにできなくなります。趣味の時間が取れなくなるだけではなく、食事や排泄、睡眠なども中断させられることになります。

ただ、食事や排泄、睡眠などは生きていく上で必要不可欠なことです。そのため食事や排泄、睡眠などが満足に行えなくなると、強いストレスを感じるようになります。

さらに出産後には、妊娠前や妊娠中などに分泌されていた女性ホルモンが分泌されなくなります。ただこのような女性ホルモンには、健全な精神状態を保つ働きがあります。そのため産後には、ホルモンバランスの変化によってストレスを感じやすい精神状態になります。

強いストレスは自律神経を乱して痔を発症しやすい状態を作ります。そのため産後には、痔が起こりやすくなったり治りにくくなったりするのです。

育児中に自力で痔を治す方法

産後には、自分ひとりで出かけることが難しくなります。

まず、赤ちゃんを自宅に一人にして出かけることはできません。またパートナーが育児に慣れていないと、赤ちゃんを任せて出かけることもできません。

親と離れて暮らしていると、両親に子供を見てもらうこともできません。そのため産後には、自分のための時間だけではなく病院へ行くための時間も確保しにくくなります。このことから、病院に行かずに産後の痔をなんとかしたいと思っている母親は多いです。

このとき発症している痔があな痔であるならば、病院に行かなければ治ることはありません。あな痔とは、おしりの中に膿が通る管ができる病気です。

このようなおしり内の管は自然に消えることがありません。また、あな痔はがんの原因にもなります。そのため、おしりの痛みや全身の発熱、肛門やおしりなどからの膿の排出が起こっているのであれば、無理やり時間を作ってでも病院に行くべきです。

これに対して、いぼ痔や切れ痔などは自然に治癒する病気です。そしてこれらは、妊娠中や出産時などに生じやすい痔です。そのため産後に起こっている痔の多くは、病院に行かなくても治すことができます。

水分をしっかり摂る

産後の痔が治りにくくなる原因の1つは、母乳育児による体の水分不足です。そのため母乳育児を行っているのであれば、十分な量の水分を毎日摂る必要があります。

具体的にいうと、生後2週間の赤ちゃんは500ml、生後1ヶ月の赤ちゃんは650mlの母乳を1日に飲むといわれています。また生後3ヶ月を過ぎた赤ちゃんの中には、1日に1L以上飲むこともあるとされています。

このことから母乳育児中には、授乳量に応じて水分の摂取量を増やす必要があるといえます。少なくとも、1日に500ml以上多くの水分を摂るべきです。

ただ、育児中は赤ちゃんのお世話で忙しいため、自分の水分摂取量を把握することが難しいです。そのため母乳育児中には、どれくらいの量を飲んだかがわかりやすい方法で水分を摂ることが大切です。

例えば、2Lサイズのペットボトルを1日で空けたら、2Lの水分を補給したということが一目瞭然になります。

またあらかじめ水分補給に使うコップを決めておき、コップに入る水の量を測っておくと、飲んだ杯数を数えるだけで水分の摂取量が把握できるようになります。そのため授乳中には、このような工夫をして十分な量の水分を摂取するようにしましょう。

このとき、お茶やコーヒー、清涼飲料水などで水分補給を行うと、体が必要とする分の水分を補給しにくくなります。これは、これら飲料には「尿の量=水分の排出量」を増やす作用があるためです。

また、お茶やコーヒーなどに含まれるカフェインには、脳を覚醒させる働きがあります。そして、母親が摂ったカフェインは母乳に移行し、赤ちゃんが摂取することになります。

赤ちゃんの体内にカフェインが入ると、赤ちゃんの脳が興奮して泣きっぱなしになったり寝なくなったりしやすくなります。そのため授乳中には、お茶やコーヒー、清涼飲料水などではなく水で水分補給するようにしましょう。

子供を抱えながらでもトイレに行く

便意を我慢すると便秘が起こって痔を発症・悪化しやすくなります。そのため産後の痔を改善したいのであれば、便意を我慢せずにトイレへ行く必要があります。

このとき、産後に落ち着いて一人でトイレに行けるようになるまでには、かなりの時間がかかります。

例えば、赤ちゃんが成長して後追いが始まると、トイレに入るたびに大泣きされることになります。そしてこの頃にはお昼寝をする時間が少なくなっているため、赤ちゃんが寝たタイミングにトイレを済ませようとすると、長時間排便を我慢することになります。

また、トイレの扉が開けられる程度まで成長すると、用を足している最中に扉を開けて中に入ってきます。このとき扉に鍵をかけていると、扉の外で大泣きされることになります。そのため、落ち着いてトイレを済ませることはできません。

子供が3歳くらいになってくると、物事を理解するようになります。そのためこの頃には、きちんと説明することによってトイレの時間が確保しやすくなります。

ただ弟や妹などが生まれると、再び落ち着いてトイレに行けない日々が始まります。そのため産後の便秘を防ぐためには、「トイレは一人で入るもの」という先入観を捨て去ることが大切になります。

例えば、抱っこ紐やスリングなどを使用すると、赤ちゃんと一緒にトイレに入ることができます。そうすると、母親はトイレを済ませることができ、赤ちゃんは母親のそばから離れずに済みます。

また、赤ちゃんと一緒にトイレに入るようにすると、子どもがトイレに慣れます。そうすると、トイレトレーニングの際にトイレを怖がりにくくなり、トレーニングが成功しやすくなります。

このようなことからも、産後には一人でトイレに行くことにこだわらず、「いざとなったら赤ちゃんを連れてトイレに入る」という選択肢をもつことをおすすめします。

休息時間を確保する

前述のように、疲労とストレスは痔が治りにくい体を作ります。そのため産後の痔を治したいのであれば、これらを溜めないように工夫する必要があります。

疲労やストレスなどを溜めないためには、しっかり休むのが一番です。ただ育児中には、なかなか休む時間を確保できません。そのため育児中に疲労などを解消するためには、休息時間を確保するための工夫が必要となります。

例えば、育児中の母親の中には、「パートナーはわたしたちのために仕事を頑張っているのだから、家事は自分が担わなければならない」と思い込んでいる人がいます。

ただ家事のすべてを完璧に行おうとすると、その分だけ休む時間が削られます。そうすると、痔が治りにくくなるだけではなく産後うつなども発症しやすくなります。そのため疲れが溜まっている時には、家事を諦めてでも休むことが大切です。

また、生まれたばかりの赤ちゃんとは違い、パートナーは大人です。そのため、たとえ家事の経験が少ない人であっても、簡単な食事の準備や掃除くらいであればできるはずです。そのため疲れが溜まりやすい産後には、パートナーに頼ることも大切です。

このとき、誰でも最初は完璧にはできません。そのためパートナーの家事を不十分に感じても、責め立てないように注意しましょう。そうすることで、モチベーションを維持しながら家事に取り掛かりやすくなるため、パートナーの家事スキルが向上しやすくなります。

栄養のあるものを食べる

母乳育児をしている場合、母親が摂取した栄養は赤ちゃんへと分け与えられます。そのため授乳中には、意識して栄養を摂るようにしなければ栄養不足になりやすいです。

栄養不足の状態になると、疲れが取れにくくなったり血行が悪くなったりなどの不調が現れやすくなります。これらはどれも痔が治りにくくなる原因となります。そのため授乳中には、栄養バランスを考えた食事を摂ることが大切です。

ただ、授乳中にはおなかが空きやすいです。そのた、母乳育児中には、手軽に食べられるチョコレートやスナックなどのお菓子を食べてしまいやすいです。

しかしながら、このようなお菓子にはエネルギー源が多く含まれている一方で、エネルギーを作るために必要となるビタミン・ミネラル類があまり含まれていません。

そのためお菓子ばかり食べていると、体がエネルギー不足を起こして疲労が溜まりやすくなります。このことから授乳によって小腹が空いても、お菓子でおなかを満たすのはやめるべきだといえます。

これに対して、果物やナッツなどにはビタミン・ミネラルなどの栄養素だけではなく、食物繊維も多く含まれています。食物繊維には便を柔らかくして便秘を防ぐ働きがあります。そのため授乳中におやつが食べたくなったら、果物やナッツなどを食べるようにしましょう。

産後に使える薬と治療方法

いぼ痔や切れ痔などには強い痛みを伴うことがあります。このような痛みは薬の使用によって緩和できます。そのため産後のストレスを増やさないためにも、薬を上手く使って痔の痛みを和らげることが大切です。

ただ、母親が摂取した薬の成分の中には、母乳に移行して赤ちゃんの体内へと入るものがあります。

赤ちゃんの体は未熟であるため、大人には問題のない薬であっても赤ちゃんには害を生じることがあります。そのため母乳育児を行っている母親は、授乳中にも使用できる薬を選ぶ必要があります。

母乳育児中に使える薬とは?

痔の薬には、大きく分けて外用薬内服薬の2種類があります。

これらのうち痔の外用薬には、患部に塗ると炎症や痛みなどを抑える働きがあります。そのため痔の外用薬を使うと、痔の症状が緩和して楽になりやすいです。

このとき、外用薬に含まれている成分はほとんど母乳に移行しません。そのため、痔の外用薬は授乳中であっても使用できます。

市販されている痔の外用薬には、大きく分けてステロイド入とステロイド非配合があります。

ステロイド入の外用薬には、ボラギノールAやプリザSなどがあります。一方で、ステロイド非配合の痔の市販薬には、ボラギノールMやプリザクールジェルなどがあります。

これらのうち、炎症を抑える作用が強いのはステロイド入のものです。そのため痔の症状がつらいのであれば、ステロイド入のものを選ぶのが賢明です。

ただステロイド入の薬を長期間使うと、免疫力の低下や皮膚のバリア機能低下などの副作用を生じやすくなります。そのため、ステロイド入の薬は2週間を目処に使い終えるようにしましょう。

これに対して内服薬は、外用薬に比べて薬の成分が母乳へ移行しやすいです。そのため内服薬の中には、授乳中には使用できないタイプのものが数多く存在しています。

例えば、痔の痛みを緩和するために用いられやすいロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム錠)やボルタレン(ジクロフェナクナトリウム錠)などの鎮痛薬は、授乳中に服用しないことが推奨されています。

また痔を改善する漢方薬である乙字湯も、授乳中には服用できない内服薬です。そのため痔で薬を服用する際には、これらを選ばないようにすることが大切です。

さらに痔を改善するためには、便秘を予防することが大切です。そのため痔に便秘を既に伴っているのであれば、便秘薬で便秘を改善することが勧められます。

このとき市販の便秘薬の中には、授乳中に飲めるものと飲めないものがあります。

具体的にいうと、市販の便秘薬に含まれている成分のうち、ピコスルファートナトリウムやビサコジルなどはほとんど母乳へ移行しない成分であるといわれています。

また酸化マグネシウムやグリセリンなども、乳児への影響がない成分です。そのため、これらが主成分となっている便秘薬は授乳中にも使用することができます。

一方で「植物性」または「天然ハーブ」、「生薬」などと記載されている便秘薬は、母乳を飲んだ赤ちゃんが下痢を起こす原因となることがあります。

「植物性」や「天然」などという言葉には、「自然で優しい」というイメージを伴います。そのためこのような単語の記載がある便秘薬は、子供に悪影響がないように感じられます。

ただこれら便秘薬には、センノシドやセンナ、ダイオウなどの成分が含まれています。

これらはどれも母乳に移行して、乳児の体内に入ります。そして、乳児に下痢を起こしやすくするのです。そのため、「植物性だから体に優しい」と思い込まず、授乳中にはこのような便秘薬の服用を避けるようにしましょう。

手術は受けられる?

痔は自然治癒する病気であるものの、病状が悪化してきたら手術が行われます。そのため痔の症状が我慢できないほど強くなってきたら、手術を受けるという選択肢もあります。

ただ出産から一ヶ月間は産褥期(さんじょくき)と呼ばれ、さまざまなトラブルが起こりやすい時期です。この時期に無理をすると、命の関わる病気である産褥熱や腱鞘炎、子宮脱などの症状が現れやすくなります。このことから、産後一ヶ月間は痔の手術を受けるべきではありません。

また、出産には大量の出血を伴います。そのため出産時の出血量によっては、産褥期を終えても貧血が治っていないことがあります。

ただ、痔の手術には出血を伴います。そのため貧血になっている状態で痔の手術を受けると、貧血が悪化しやすくなります。このようなことから産褥期を過ぎていても貧血があるようであれば、手術を見送った方がいいといえます。

さらに、痔の手術では患部を切り取るため、術後に強い痛みを生じます。

通常このような痛みは鎮痛薬によって抑えます。ただ前述のように、ロキソニンなどの鎮痛薬を授乳中に服用することは推奨されていません。そのため子供に母乳を与えるのであれば、鎮痛薬で術後の痛みを抑えることができません。

ただ鎮痛薬の成分は、服用後8時間程度で体内からなくなります。そのため、鎮痛薬を飲んでから8時間後には授乳を再開することができます。このことから授乳中に痔の手術を受ける際には、母乳を保存したり粉ミルクを用意したりなどの準備をしておくことが大切です。

まとめ

妊娠中や出産時などは痔を生じやすいタイミングです。そのため、この時期に発症した痔を産後に持ち越している人はかなり多いです。

さらに、産後は痔が治りにくい環境にあります。そのため、産後の痔を治すためにはさまざまな工夫が必要です。

そして、産後の痔の症状は育児をつらいものにします。このことから、産後に痔を持ち越している人は、生活を改善したり薬を使用したりすることによって痔の症状を緩和することが大切です。

そうすることによって痔によるストレスを軽快し、育児に前向きに取り組みやすくなります。


痔であると、トイレの中を血まみれにするだけでなく、座ったときに異常な痛みが起こる人も多いです。トイレのとき、その痛みから私もトイレに行くのが毎日怖いときがありました。

そうしたとき、本気でいぼ痔や切れ痔を治したい方におすすめなのがピーチラックという商品です。ピーチラック(乙字湯)は痔に効く漢方薬であり、医薬品なので痔に効果があると既に分かっています。

ピーチラックは便秘にも効果があり、便を柔らかくしながら痔に対しても改善作用があります。漢方薬なので、一日で劇的な効果を期待することはできません。ただ、一ヵ月以上にわたって服用することで徐々に痔の症状が改善されていきます。

痔の悩みは周りに相談しにくいです。だからこそ、医薬品を活用して本気で症状を治し、元気な日常生活を取り戻そうとする人は多いです。

なお、ピーチラックは楽天やAmazonなどで取り扱いがなく、公式サイトのみ購入できるようになっています。いぼ痔や切れ痔の場合、ピーチラックが効果を発揮します。